第3話 3月
今日、QBハウスに散髪に行った。言う事はこの二言と決まっている「スポーツ刈り!」「3ミリ!」。3ミリとはバリカンの刃の長さである。もう47だし立派なオヤジだけど、常々早く白髪が生えないかなあと思う。早く強烈なオヤジになりたいのだ。オヤジは世間の誰からも相手にされないと言うし、ガニ股でのろのろ歩いたって、ペットボトル持って飲みながら歩いたって何も言われない。そんなオヤジに早くなりたい。
コロナウィルス対策で図書館も明日から20日まで閉館。但し予約の受付と受け取りはできるらしい。早速データベースを見てみると、ショック、菅原克己のあったはずの古い詩集がない。「一つの机」「夏の話」「叔父さんの魔法」とかいっぱいあったはずだが除籍→処分らしいな。全詩集があるからいいけど、全詩集以外全部処分って…詩集は装幀も作品の一部で、本文も大事だけどファンとしては装幀も必ず見たい。ウチの市立図書館ももっと創作物としての本のことを考えてほしいものだ。そうすれば定期的に展示なんかもできて盛り上がるのに、図書館もキュレーターが必要だ。
図書館閉館中に読む本。シュペルヴィエル幻想短編集「沖の少女」、茨木のり子「詩の心を読む」、進士郁「私の出逢った詩歌 上巻」、菅原克己「遠い城」「菅原克己全詩集」。
春が来ました!
最近突発的に詩を書き始めた。ネット詩誌my dearというサイト(@mydear2000s)に投稿している。今のところ6作できて、2作の感想を頂いて(僕はまだ初めてなので評してもらうのはまだ先である)もう2作投稿済みで感想待ち、残り2作はPCのメモ帳に寝かしてある。内職も始め、詩作も初めていい具合に元気になってきた。その上で、自分の心をコントロールすることにより、現実の世界での心の悩みもだいぶ解決できた。僕にとってきっかけは読書で、最後は詩に救われた気がする。
最近、詩作の事ばかり考えている。昨日、喫茶店で読書してる時、急に「相席いいですか?」と話しかけられ、綺麗なお嬢さんだったので「いいですよ」と答えた。すかさずガラケー(笑)取り出してこれはネタになるなとメモ帳に言葉の断片を打った。寝床にいる時もガラケーを持ってフレーズを打っていた。読書も面白いけど詩作も楽しい。困ったものだ。今朝は寝不足で疲れている。困ったものだ。
最近、ネット詩誌 my dear (@mydear2000s) のプロの詩人の方々による僕の詩に対する感想がいつ来るかいつ来るかと待ち遠しい。今日「或る古書店」の感想が返ってきて、二重投稿は禁止されているので、やっとツイッターで日の目を見ました。感想も好感触で嬉しいがもっと高い志を持ってやっていきたい。
・「菅原克己全詩集」西田書店 2003年
菅原克己の醸し出す情趣は大好きだけど、もちろん僕には書けない。僕の中にはそんな引き出しはないような…いきなり全詩集と出会ったけど良かったと思う。
おれは失業者
自由はおれの背丈しかない
それで、おれは何でも出来るのさ
何にも出来ないくらいまで
*
さわやかな目覚めに
わが家に
朝陽がさしているのを見た。
それから
妻が野菜を切っている音を聞いた。
ぼくはささいなことが好きだ。
くらしのなかで
詩が不意打ちのように
やってくるというのはほんとうだ。
……
菅原克己
昨日、メガネのパリに眼鏡を買いに行った。今は銀縁でちょっと怖い眼鏡だが、今度は写真の木山捷平ぽい黒縁の眼鏡で少し顔のイメージが変わる。そのフレームは一応今の流行りなんだそうな。
毎日のように詩を書いてるけれど、おそらく皆が行き当たる「どんな文が詩か」という問題にぶち当たっている。自分の書いた詩をしばらく寝かせて、もう一度見直すとただの風景描写をした短文にしか見えないような。そんな思いを持ちつつ今現在14作できた。my dearの掲示板にまずは投稿するつもりです。
月曜日、西尾勝彦さんの実用詩集「のほほんと暮らす」をAmazonで注文。中古を買ったのでそんなにすぐ来ない。よくよく見てみたら明日から日曜日の間に来るみたい。配送状況をチェックしてもまだ発送してないみたい。
西尾さんは今は詩壇と少し違うところで独自の活動されてている。
昨晩から明け方にかけて詩を何編か投稿したが、僕は所謂ロマンティックな、詩的な感性に優れていない。そういうものもPCのメモ帳に2作ほど書いてはいるのだが、僕のはまだ拙い或いは平凡だなあと思ってしまう。もし拙詩「無駄を生きる人生」が詩として認められるなら、詩の中にもう一つの詩をはめ込んだような、トリッキーな詩が好きだ。「劇中劇」みたいな。だいぶ前に投稿した「暴走族」「精神科デイケアとは」の中にある視点も気に入っている。だがこれに満足することなく、この質を保っていけるかがこれからの問題だ。
・西尾勝彦「のほほんと暮らす」七月堂
今日、西尾さんののほほん本が届き、早速読みました。「実用詩集」等と紹介されている通りの本です。本来説明文であるところが詩になっているのです。この本の通り生きるとのほほん生活が完成する訳ですが、全部は無理でも自分の生活に取り入れたいです。
・茨木のり子「詩のこころを読む」岩波ジュニア新書
石垣りん、川崎洋、吉野弘、永瀬清子、中原中也、岸田衿子等、偉大な詩人の詩を解説し(詩の解釈など)、また詩の何たるかを説いた本。僕は詩を書き始めて2週間ぐらいかな?とにかくド素人なので、この手の入門書を時折チェックしている。
僕の詩はただの風景描写の短文で詩じゃないと思っていた。調べてみると叙景詩というジャンルがあって代表的なものに三好達治「大阿蘇」という作品がある。ネットで読んでみるとただの風景の羅列。でも高等なテクニックとして風景の中に何らかの意味を含ませるのだそうな。だから一応僕のも詩と言える。
いくつかの詩集を挟んでその間に「私の出逢った詩歌」西田書店を読んでいる。まだ上巻で2章に入ったところだが(遅読)、バスに揺られながらゆったり読む事が多い。この本を読んではノスタルジックな気分に浸っている。特に興味深かったのは、中原淳一へと続く当時の抒情画を集めている少女の貴重な話。
今日も起きてから詩作した。アイデアが全く浮かばないので、部屋を見回して詩的な物を探す。そっからイメージを膨らませると頭の中で動画になる。描写の仕方も分からないから何でもいいから文を書く。そして動画を静止画にしたり何度もリピートさせたり。うんうん言いながらどうしようもない詩を書いた。
140字のセレナーデ @EijiLennon
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