第20話 カクヨムは小説を世に出すには向いていないかもしれない
カクヨムはある意味、小説を出すには向いていないかもしれません。
なぜか。
それは規約に『営利目的利用の禁止』があり、それは同人誌にも当てはまるからです。
今は出版社を通じなくても、いろんな手段で小説本を出せます。
Amaz〇nkin○leやB〇OK☆W○LKERなどで電子書籍を出している人もいることでしょう。
また、コミティ○などでそういった本を出して目に留まり、書籍化する人たちや商業の話が来る人たちもいます。
しかし、カクヨムではそれらのリンクを貼ることを許されません。
これは大変なマイナスです。
なにせ、自分の小説を見に来てくれる人にも宣伝が出来ないのです。
もう一つ「角川以外の企業から出版の話があっても運営に確認を取らないといけない」ところです。
ガイドラインにこうあります。
外部企業から出版やゲーム、映像など商用利用に関する問い合わせがあった場合
KADOKAWA社内においても既に検討に入っている場合がございます。まずは運営までご一報ください。該当部署に確認の後ご連絡させていただきます
つまりどこかから書籍化の話が来て「目に留まった!」となっても「喜んで!」すぐに返事は出来ないのです。
もちろん「自分は角川が大好きだ! カクヨムコンで受賞して絶対に出すぞ!」という方には向いているかもしれません。
ただ、どこでもいいから書籍化したいというなら実は向かないかもですし、同人誌や電子書籍を自分で出したいなという方には向かないかもしれません。
自分も電子書籍を作っている人間なので、実は向いてないかも……?
カクヨムはあくまで『角川』のサイトなのです。
ブログとかに自由に置いているのではありません。
カクヨムで行われる賞を目指すならいいかもしれませんが、ガイドラインや規約を見て、実は意外な不自由さがあることを知っておいたほうがいいと思います。
追記(2020/6/3)
コメントで教えていただいたのですが「他社から、なろうなどでも重複投稿していたり、他サイト経由からの書籍化を受けましても、カクヨムには事後報告で問題ありません。」とのことです。
今のところガイドラインの「投稿された作品の商用等の利用に関して」の部分の変更はないですが、事後報告で大丈夫というのが追記されるかもしれません。
また、ガイドラインに『掲載作品の同人販売に関して』があったので追記します。
「出版権を投稿者ご自身が保持して、同人誌販売(即売会・同人誌流通)・電子出版を行なうにあたって、カクヨム上で販売に関する告知・宣伝を実施することは、第13条(営利目的利用の禁止)に抵触する行為となります」
だそうです。ただ、個人的にはBOOK☆WALKERで出してる同人誌は許して頂けたらありがたいなぁと思っています。
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