第17話 「更新しました」はダメな宣伝

 TwitterなどSNSに書くとき「更新しました。第○話です」とだけ書いていませんか?


 これはダメな宣伝です。


 大人気作家ならいいのです。

 新しい話を心待ちにしている人が大勢いますから「更新しました」だけでたくさん人が見に行きます。


 しかし、そうでないならばダメな宣伝になってしまいます。


 例えばお店の宣伝で考えてください。


『新しい商品を出しました』


 ……どんな?


 と思いませんか。


 これがまだ食べ物の場合、写真とか載せて、それだけでわかってもらえるかもしれません。


 でも、文章はそれでは見てもらえないのです。

 

 もしかしたら、小説タイトルがとても特徴的で誰かクリックしてくれるかもしれませんが、それも稀です。


 マクドナルドですら「ふっくら炊き上げたお米に醤油をさっと塗って表面を少し焦がすように焼く。想像しただけでおなかが空いてきませんか?」といったように自社商品を140字いっぱい使ってアピールしてるのです。


 文章を書く身としては「更新しました」というそっけない文ではなく、自分の小説をめいっぱいアピールする方法を考えるほうがいいのではと思うのです。


 バズってるマンガとかも思い出してください。


「人間に可愛がられるのが本当は苦手な猫の話」とか「美少年メイドとボンクラ伯爵が○○する話」など一言説明を書いてますよね。


 絵で見てすぐ内容がわかるマンガですら、それくらいの努力をしているのです。


 文を書く人間はやはりそれくらいの説明はしないといけないのではと思っています。


 更新の度にそんな載せても……と思うかもしれません。


 しかし、その宣伝があなたにとっては毎日でも、見る人にとっては初めてかもしれないのです。


「お、眼鏡地味子ものじゃん!」と初めて見る人が、喜んで読みに来るとか起きるかもしれません。


 宣伝は丁寧にやってみるといいのかもと考え始めているのですが、問題はやってみると意外に難しいのですよね。


 小説の書き方ではなく、セールスレターの書き方的な方面のことなのかもしれません。

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