第九一五回 進めば二つ手に入る明日へ繋がる物語。
――明るい日と書いて明日と読む。
そして、夜が明けるのと同じ感覚を得る。選択肢は一つだ。
時は進むものだから、自ずと進む方へと選択は傾く。ならば、失うものはないのだ。
進めば、前向きになれる。過去を未来へ繋ぐことができる。
お母さんの表情が変わった。
初めて見る表情……僕の知らないお母さんの表情があった。喩えるなら、雨降って地固まるのような表情。一時的に過去は蘇るけれど、それは未来へ繋ぐため。いじめのない明日を信じて僕らは戦う。生徒会の戦いは、そこにあると僕は思う。そのために集った仲間たち。仲間たちは、僕を救ってくれたから、僕は恩返しがしたい。
地に足が着いている。生きているからこそ、僕は皆と共に戦えるのだ。
明日は、時を越えたら今日になる。そして今日は、また明日へと進みゆく。今まさに駆けている。林道を。スーパー林道を。流れる緑の風景は、まるでこれまでの道程……
黄色と黒のビッグな車。まるでジープのような形だ。
皆が集っている車の中。進めば団結が手に入ると、
岐阜の方にまで繋がっていた。
幻なのか目を疑うも、確かに飛騨の国……
そこに登場するのは、赤い影。懐かしさを覚える旧一おじちゃん。
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