第一二四章 とある小説サイトのビッグなイベント。

第八七六回 思えば、もう三回目。


 ――それは、僕が連載を始めてから、三回目の三月。


 思い切って挑んだ、あの日の執筆がキッカケとなった。一度挑めば、もう……その中毒性は絶対だと確信して止まない。険しき道と知りながらも、僕は足を踏み入れるのだ。



 そして今もPCを前にカタカタと、弾くキーボード。


 脳内はもう真っ白だけれど、泉のように溢れ出る文字たち。夜遅くにも拘らずに、その手は止まらない。やはり、やはり挑戦したいと思う気持ちは、蠢いている。底で……


 僕の連載は、とある小説サイトの『書くと読む』で行われている。


 そこが生まれて初めての、僕の作品を投稿した場所。ある意味で、人生のターニングポイントを飾った場所であると言っても過言ではないの。連載が間もない頃に出会った。


 アニバーサリー・チャンピオンシップ。


 日が浅い中で挑んだ。まずは『お題』に対しての執筆。しかも前もってわからないものなので、その上期間も短いので、即興に近い作品となる。そのため、僕のエッセイとしてはスペシャル版の作品となるの。お題をテーマとした特別版のウメチカとなるの……


 その間は、本編がお休みとなっていた。


 しかし今、この三回目は、マラソンも加わっている。書くマラソン……つまり僕にとっては本編の更新も同時並行を意味している。これまでにないことなのだ。


 今、執筆する中でも、そのイメージは、激闘という言葉に他ならない。


 ある程度の戦略が必要となることも、脳内では過っている。まさに戦いなのだ。


 今年もまた、梨花りかと共に挑む。


 太郎たろう君の協力も得て、せつも……中華そばを共に食した後に手を取り合ったから。お話は続いている。同じお家に中で同じ時間を過ごした時に得た、共同戦線という戦略。


 そしてそしてそして、現れるもう一人。


 ここぞとばかりにカッコよく、可奈かなが登場した。それはインターフォンと共に、まさにヒーローの出番とも思えるような、ヒーロー好きな可奈の一面を強調した登場だ。



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