第八二三回 もしかして、新たなる案内人かも。
――
三国志といえば中国。そしてここは、やっぱり絹の道……
時間旅行が弾む道だったと、確信を得た。世界が繋がっている不思議な場所が故に、間違いはなく、どれも正解となることに気付いた。だから……
「
可奈があの日、僕ら三人で行こって誘ってくれなかったら、
との感謝の思いが溢れて、涙まで溢れてきちゃって。可奈はフッと息を吐くと、
「その言葉、まだ早い。何勝手に浸ってるの? 今はまだ笑う時。後輩の前でね、簡単に涙を見せちゃ先輩の威厳を損ねるから、それにほら、この子たちが困ってるでしょ」
と、笑顔を見せての台詞。僕は涙を拭って言う。元気よくをモットーに言うの。
「さあ、君たち早速乗るよ、ジェットコースター」
と、指さしながら。そこで……梨花は怪訝な顔をして「あれれ?
と、胸を張って、力み過ぎの象徴で仁王立ちにまで至ったけど、孔明さんは笑みを浮かべて、第一声でありながらも頂点な「実にいい覚悟だ。千佳殿、私も見届けさせてもらうから、存分に楽しむがよいぞ」との御言葉を頂戴した。
そして僕の傍に、この子たちが寄ってくる。
「ねえねえ、それ面白い?」「僕ら早い乗り物は余裕綽々だから。もっとスリリングなものでも大丈夫だよ」と、
それにしても僕ら二組のボクッ娘は、見た目といい、共通点の宝庫と言えそうだ。
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