第七七四回 決戦は金色の金曜日。


 ――それは、金の心を持ったこと。金メダルの風格を持つ自身のプライド。



 積み重ねることは、自信を注入すること。


 考え方によるとね、充電に繋がることだと思うの。自信に満ち溢れる自分を築き上げるための行動。そして、毎日綴るエッセイは、まさにその鏡ともいえる存在と思えた。


 僕はエッセイを始めたことをキッカケに、

 様々な出来事に巡り合えた。様々な縁にも触れて……何よりも、僕の世界が広がった。


 きっと綴るエッセイのウメチカは、いつも僕のターニングポイントとなっていた。切っても切れない大切なこと。喩えるなら、お家を支える柱ともいえる役割。切ったのなら倒壊は必至ともいえるレベルの問題。……ただ、エッセイを始める前にも、様々な出会いはあったと思うけれど、明らかに違うの……



 見えるものが変わっていたの。


 曇っていたものが、クリアーになってきたの。白黒からカラーへ、変化していた。


 確かに他の子から見たら、普通にある微々たる変化かもしれない。自分を卑下することも、なくなったには程遠いかもしれない。それでも……


 僕は以前よりも、人との触れ合いが好きになった。


 僕は以前よりも、自分を卑下しなくなった。生きていることが、大切に思えてきたの。


 それだけは、自信をもって言えること。自分を、生きることを諦めなかった結果。そして様々な沢山の出会いが、僕を守ってくれた。



 ――感謝の思いで溢れています。僕の拙いエッセイを応援して頂いています読者様に心より感謝しています。この度の決戦の金曜日は、僕自身にありました。


 明日から、三度のウメチカ戦が開催されます。僕だけではなく僕の知り合った大切な人達もそこで白熱した試合を繰り広げてゆきます。幕は、ついに切って落とされます。



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