第七二四回 懐かしき日、変わらぬ四月三十日の雨音の調べ。
――そう。小学生の頃と同じ。今も変わらず同じお布団で寝ていた。
したがって同じお部屋の同じお布団……
スースーと可愛い寝息だけど、ピッタリと引っ付いて顔も近い……
思えばいつも一緒だった。遊ぶのも思い切り遊ぶのも、それから
その堪能に脳も溶け込み、いつしか……
窓を叩く雨音の調べをも、心地よく……
心地よく……チュンチュンと小鳥のさえずり奏でる頃まで、グッスリと眠っていた。そしてパッチリと目覚める、お互いもお互い。それで「おはよ」とお互いもお互い……
「さあ、今日は
「ええっと、凛はどうするの?」
「℮スポ。パートナーと自主練。そして薙刀も公園で自主練だ、パートナーと」
「凛のパートナーって? う~ん、気になるな~」
「ダ~メ。それ内緒だから」それでもって間髪入れずに僕は「ずる~い、僕ばっか。僕はちゃんと明かしたもの。凛だって明かしてくれていいじゃない」と、ハッキリと。
「なら、今日は勝負パンツだね」
「パ、パンツって……」と、予想もしなかった凛の言葉に、或いは回答に、ボン! と効果音を立てたの、僕の脳に。もうお顔もこの熱気まみれだと、真っ赤なのは明白。
「
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