第九十九章 ちょうど研修最中での、七〇〇回記念。
第七〇〇回 募る想いは今、君と一緒にいることで。
――ある意味その集大成だと思う。今の
そしてまず、荷物を置きに書くお部屋……
溢れんばかりの好奇心。多分、凛ちゃんの場合はそう思う。そう思いながらも……
この研修は、そこから始まった。四月後期の割には冷たい風、その中で、砂塵舞うグランド中央に聳え立つ建物。この度の、そこが学び舎。中等部の修学旅行でお世話になった場所だけれど、初めての生徒もいる。凛ちゃんもその中の一人に含まれる。
小学生後期から中学生にかけての彼女はどんな子だった?
もしかしたら、高等部になって冒険の味を占めた? それまでは、どうだったの?
皆、同じことを思っている。特に
枕を抱え、この面々に囲まれる凛ちゃん。笑顔の中にも、その奥にある経験したことも含め……ここから語られるのか? 密を避けながらも一部屋は六人単位。本来なら一部屋二人にしたかったそうだけれど、先生側としては。
しかしながら日程の関係もあり、
この施設の空きの状況もありで、
やむを得ずという思いも、その半分を占めている。次なる集合は十六時……から一クラス単位で、この研修に於ける目的や詳細などの説明がある。場所は二十畳の大広間。
習うことは集団生活の全般……
この施設をホテルと見立てての、マナーなどの社会勉強を兼ねている。
今宵のお食事は……飯盒炊飯で、修学旅行でも経験したカレーライス。僕の班の面々はというと、まずは僕、
この面々では一番の長身で、見た目は大人びた子。特徴はね、羨む特徴はね……
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