第六九六回 まさに、月曜日だ。
――曇り空? 快晴のお空? 通学経路を進む度に変化している。
喩えるなら、細波にも、荒波にも……
集える学園。とても尊く思える。今の時代は特に……そう思える今日この頃。
以前はボッチで、それでも満足と思っていたのだけれど、それは僕の妥協の心。そう思い込んでいただけだったことに、ここに集う面々は、教えてくれた。
僕に何ができる? そう思うようになっていたの。それがあの日、僕が数学の授業も上の空で思考していたこと。その答えはいつ見つかったのか?
明日はまだ未来のことだけれど、僕は思い描くの。
明日を夢見るから前向きに、ポジティブに。その心が大切と学んだから。
能力のこと。或いは特技。
それらを組み合わせる。
って、これって、結局はジャッジメントって意味じゃない。思えば発案者は、名前を挙げた面々……つまり全員一致だ。九人だから、ウメチカ・ナインとなる。
ある意味、謎部活ものとなりそうな展開だ。そしてまだ、このことは僕の思考の中だけで行われているため、皆にはまだ知られていない。まさにこれからなの。
まずは梨花と可奈に、お話してみようと思うの、あの日から継続していた方程式を。
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