第六七三回 春先の真夜中の旋風。


 ――丑三つ時を駆ける旋風。草木よりも静かに走らせる、僕の執筆。



 先刻までは深きも浅きも眠りの中……


 されど今一度目覚める。真っ白な脳内の赴くままに、物語は進むの。今再びの毎日更新を目指すのか? その先にある、また始まるお題を元とした六周年を飾る『書くと読む』のKAC。つまりは『書くと読む。アニバーサリー・チャンピオンシップ』


 今回は、誕生六周年を記念の意味も含まれるそうなの。

 とある小説サイト『書くと読む』の誕生から、六周年。


 二月末を越え三月初めの日の正午より、お題が発表される……という流れだったと思われる。以前のアンケートで、僕は『ターニングポイント』というお題をリクエスト。


 やはり今年も挑戦との意気込みに……

 心は少なからず傾いている。来たのなら、心を決める。


 また梨花りかと、阿吽の呼吸を持って挑戦の期間を迎える。されど、その内容を吟味し確認した上でのこと。近頃は、執筆にも勢いを求めるほどで、窓の外……このビッグなウインドウの旋風に乗じて、心に革命を求める。今日は二二六。……二月末まで時はある。


 薄紅色の夜明けも近づけりでも、

 今この時のエピソードを仕上げるの。千のストーリーズの向こうにある日の出を求めつつも、胸の内には新たなる物語は、もう目覚めているの。その時その日の夜明けを待ち侘びながらも、星野ほしのシスターズと題する物語。……思うに、主人公は二人なのかな?


 まあまあまあ、今はまだウメチカ。


 ほんの物語の途中だ。三月にもまだ至っていない。それに、まだ大人にもなっていなくて思春期の真っ只中かも? だからこそ不安定な子供心を描いているの。この成長物語にはまだ、終点は見えない。或いはずっと、走り続ける未知なるレールで、喩えるなら、銀河へ繰り出してゆく鉄道のようなの。心のトキメキを感じながら。


 星野だけに、お星様輝くそんな神秘の世界を感じながらも、執筆は駆け巡ってゆく。



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