第六六八回 その余韻は次の日へと。なにしろ祝日なので!
――それは二十三日。その日は二月二十三日、祝日となっている。
何の祝日なのか?
今日は天皇誕生日。そして昨日は、
なので今日は昨日の余韻……
味わうこととする。僕と太郎君は私鉄沿線を走る電車で、その終点、或いは合流地点ともなるウメチカという名の場所へ。思えば本当に合流地点……だった。ここから始まったの、僕の物語……ウメチカは。そして今、僕はぎゅっと……
「
「行こっ、昨日の余韻のまま」と、僕は言う。思えばウメチカは、いつも新章の繰り返しで、必ず何処かと繋がっている場所。終点ではなく、あらゆる方向へと結ぶ場所と、
僕はそう思うの。繋ぐ手のまま僕らは行く――新たなる章へ向かうためにも、少しばかりの冒険も臨むところなの。中学生も、もうすぐ卒業となる。一応は卒業式というものはあるらしいの、
小学校の頃にはなかった思い、きっと僕はいっぱいした。
この学園に来てから、沢山の思い出で溢れている。沢山の感情も生まれていたから。沢山のお友達とも繋がれた。……学園だけではなくウメチカ戦でも、小説サイトの書くと読むでも。何よりもお友達からお友達に繋がっていったのだから、もはやボッチとは無縁。
この先にも繋がっている。
ウメチカから御堂筋へと、今日は快晴の青色。
向かうのは
だから招待してくれた……ということ。翔さんからの細やかなプレゼントだった。
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