第五八一回 ルーティーンと成すこと。
――この辺りから、暫くの間は。
登校前の朝のジョギングで、
今日もまた、瓜二つを保っている。
そして一緒に登校。その道程も今日もまた……最寄りの駅で、
きっと、これからもそう……
高等部になっても、三人は一緒に登校する……ううん、もっと賑やかになるの。太郎君と
教室では授業前、将又、席に着く前に、
「
と、声を掛けてくる
今日初めてのことで、戸惑いは隠せないが……「おはよ」と、一日の始まりを記す挨拶からの、「どうしたの? もうすぐ始まっちゃうよ、HR」と、切り返してみた。
「千佳ちゃん、それちょっと冷たくない? 昨日は無理に、私ん家に連れてっちゃったから、ごめんとは思ってるんだけど、ありがとうとも思ってるから、……あの、私の拙い作品を読んでくれて。それで実はね、相談したいことがあってね、学芸会のことで」
と言うの、天気ちゃん。今はもう時間も時間だから、
中休みに、また来るって言って、そのまま教室を出ちゃったの。その相談したい相手は僕だけではなく、梨花にも、それから可奈にも関係のあることらしい。三人揃って……
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