第五〇五回 鈴木君も、新世界へ。
……僕らの時間は、どうやら七夕で止まっていたようで、
或いは、その余韻に浸って、まるで石鹸の残り香のように、心地よかったから……
でも、気付けばもう、第二次ウメチカ戦が一週間と迫っていた。だからだったの。
その二人に乗っかるように、公太君が合流。
何でも去年、挑戦したそうなの。梨花が挑んだバンプラコンクールに。
その言葉からわかるように、
去年の優勝者は梨花だ。℮スポーツ部門の僕と太郎君に並ぶ。
そして
お母さんのスパルタ教育の元、彼は……公太君とともにバンプラと出会った。そのスパルタ教育にウンザリする日々、その最中で出会えた最高の時間と、お友達……もう親友の域にまで到達している。その身の上話を知った時、摂は、
「私と、似てる」……そう漏らした。
だからこそ、全力で勝負する。と、摂は言い放った。燃ゆる挑む戦いだ。
――鈴木
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