第四七六回 その日は一週間後に……
――控えているの。だとしたら今日は十三日の日曜日。
そして日付変更線は超えたのだけれど、窓の向こうに見える景色は、ビックリするほどに暗い世界。つまりは夜更けから夜明けに向けて、静寂の中を奏でるスキャット。
目は冴えているものの……
脳内は真っ白に痺れて、すぐさま体の力が抜ける。……執筆中、近頃はそんな感じで落ちてしまうこともあるの。特にこの土日は昼夜関係なく、屡々起きる現象なのだ。
PCも、更新に入ってしまって……
今は二台目の、デスクトップ型を用いて執筆している。それからお外は雨……その湿度で煽る熱気。それでもって颯爽たる窮屈な息と、汗ばむ体。下着までじんわり湿って、気持ちの良いものではない。堪らず立ち上がって、ヨットのイラストが描かれているTシャツも、黒の短パンも、下着に至るまで脱ぎ捨て、駆け込む浴室。
熱いシャワーの飛沫から、温めの飛沫へ……
そこから冷たい飛沫へと、体内の熱を調整しているの。なら、もう一度冷静になれる。
――そこからまた執筆だ。
垢抜けした僕、リフレッシュした僕がまた挑む。チカチカがピカピカになる瞬間、脳内のその奥にあるリアルという名の物語が、溢れて引き出されるのだ。それかきっと、小説よりも奇なりな日々の出来事。力づくで捻じ伏せられる文たちではないの。ごく自然に僕とギアが噛み合うような、そんな感じなの。するとね、走るの、僕の言葉と同じように文章が。そしてその映像が、まるでハンディカムのように再生され、或いはスライド写真のように、活劇写真のような仕上がりになる場合もあるの。
そして夜明けの更新。毎回のコメントに、心から感謝の思いで返信させて頂いております。とっても励みになって今日も、更新することができました。
今日はもう何時間か後に、
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