第二五〇回 じゃあ、僕にできることは?
――それは、今日ここへ来た目的。様々な出来事はあったのだけれど、
迎え入れてくれる。
僕は、逃げただけ。
でも、太郎君はね、
瑞希先生も同様に、千佳さんが今楽しめていたら、それはそれは最高と言うの。
準備を進める。来たる八月二十四日の『ふるさと祭り』の準備着々と。
その舞台となる芸術棟は、一階から三階までフルオープン。
今年もコラボ、軽音部とも。……
当日のおもてなし。
そして、笑顔溢れる大成功こそが、この度のジャッジメント。
僕に課せられたジャッジメントと、
……そう、太郎君が笑顔で言うの。瑞希先生が指揮官のもと、僕らは動き回る。
当日は平日で学園も、他の学校も平常通りの授業だけれども、
来られるお客様たちの笑顔をイメージして、手は抜かないの。
もう二度と、血が流れないように……学園に。
ジャンルも、ほのぼの路線も崩れないように、祈るのワールド・ピース。ある意味このイベントこそ、僕らの文化祭。一年の集大成だ。
これからもまた……
綴られていくの、芸術部に集う僕らの青春が。
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