第二四四回 究極は、星野とホシノロマン。
――お盆を迎える前に、今宵はこの議題に触れておきたい。少しばかりでも。
来るのだろうか? 来られるのだろうか?
それは、もう今宵に? それとも、明日?
僕はね、心の何処かで待っている。……そう、待っていたの。その人は、もう人ではないのかもしれない。でも、人だと僕は思っている。そう確信したい。
その人は……
その人は、僕の伯父にあたる人で、
もしもね……
もしもだけど、生まれ変わったのなら、同じ星野という名字なら、
違うの。まだ旧一おじちゃんは生存しているの。いくらお名前が旧一だからって、新一に進化するというわけではなく……可能性として、現在三十七歳の人物。
実は……二人存在するの。
僕の周りには、それもグッと身近になった人で。
この間、いや、昨日だった。
そしてもう一人は、星野の姓で、
僕的には後者。葉月ちゃんのパパの可能性が大に思えて仕方がないの。……物語だと難しい内容だけど、エッセイだからこそ語ることのできた内容。面影を見たの、葉月ちゃんのパパの中に……写真の、旧一おじちゃんの面影、存在感がありありで。
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