第百二十七回 それからの平日。……二十二、二十三日と。
――ここからは、クライマックスへ向けての、
もう翌月と迫る『第一回℮スポーツ・ウメチカ戦』への激戦模様。
例えるのならば『書くと読む』の……
小説サイトでの『書くと読む』で行われる各々のコンテスト。その一次選考通過にも匹敵するような、白熱する選抜大会の激戦を繰り広げる様を描き切る、℮スポーツまっしぐらの展開へと、その様に描かなければと思考するのだけれども……
僕はね、
まだまだ書きたいことが多いの。
……それは、泣いちゃうくらい、もどかしくて、
物語としては脱線するかもしれないけど、どうしようもなく思考が膨らんで、
でも、このお話はエッセイだから……と、そう思いつつも、僕はキーボードを弾く。
もちろん自分のPCの。
稚拙な文章を繰り返すも、駄文とは思いながらも、……それに、テーマから脱線したようにも、しばしば思えるようなエピソードだけれど、それでもね、
パパの日に、キラリと光った
やっぱり涙だった。どうやら太郎君は、ティムさんに父親を見たのかもしれないの。
以前の僕と同じようにまだ知らぬ、
父親という存在……太郎君は話してくれたの。この全国ネットとなる『ウメチカ戦』での大激戦の最中は、必ず訪れること。――そのことを想定し、きっと何処かにおられるお父さんに、自分の戦いを見てほしい。優勝したなら、勝利の報告を貴方へ……と、涙ながらに語っていたの。もちろん聞いた僕も、もらい泣きだった。少しは違うエピソードも加わるけど、そのことも叶えて上げたいと、そう僕も、心に誓ったのだ。
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