第四十四回 帰宅。今はまだ午前の風。
――ビッグなウインドウ、カーテンを靡かせ春の風をも、僕は招き入れる。
来るもの拒まず、去るもの追わず……
もう確信する! 繰り返さない過去、その翳りをも。――「僕」はもう「私」と呼べる自分に戻れないと思うけど、それでも構わない。
僕は、きっと、
お友達の域を超えてでも、この二人が愛おしい。
だからもう、……お母さんを拒むこともないよ。
僕はお母さんの思うようないい子ではないけど、
……僕はね、お母さんに、いつまでも元気になってほしい。でも僕は、口下手で呆れるほど不器用で、嫌われていたのかもしれないけど、それでも、僕はあなたの子供……
それだけは、
そのことだけは、何も変わらない。……あなたのことを、僕は大切に思うから。
だから、
だからね、可奈と、梨花も一緒に同じ部屋で、
PS4・5を起動!
イエローは僕、「CHIKA」と名付ける。「黄色い悪魔」と呼ばれるように。
ピンク改めレッドは梨花、「RIKA」と名付け……って、もっとアレンジ溢れる名前はなかったの? 武器は斧、「アイアンホーク」と名付ける。そっちの方が良いと思う。
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