最終話 ユキワリソウのせい
~ 二月二十八日(金) 道久 ~
ユキワリソウの花言葉 和解
教会の奥に建つ。
真っ白で静かなペンション。
窓越しに、雪解けの雫できらきらと輝く村が一望できる特等席にはおばさんが座っています。
そんな清らかな景色に優しい香り。
部屋の真ん中では。
いつものコンロで料理を作る穂咲の姿。
朝の風景画は。
幸せで。
贅沢すぎて。
もう、お腹がいっぱいなのです。
……ぐう
「いやしんぼなの。もうちっと待つの」
「すいません、急かしちゃったみたいで」
「そう言えば、オルゴール、直ったって言ってたの」
「良かったのです。無理をして持って来たかいがありました」
以前、おばさんが言い出した嫌がらせ。
俺と穂咲の結婚式を行うという話を聞いて。
いつも、普通じゃないことを平気で言いだす穂咲らしい。
素敵な素敵な思い付き。
あたし。
パパとママの結婚式見たいの。
ちょうどそんなところへ会長が。
式の流れを一通り行って。
改善点を洗い出したいと相談してきたので。
任せておけと胸を叩いた俺たちは。
缶ビール二本で引き出した色よい返事を録音したうえで。
後に引けぬよう、各所へ招待状を送りつけたのです。
「まったく、あなたたちのやることと言ったら。誰に似たのやら」
「エゾバフンウニの子はエゾバフンウニに育つものなのです」
「なんでウニで例えたのよ」
「高級感?」
「こいつと一緒なの」
そして穂咲は。
高そうなカップを小指を突っ立てて持つと。
中に入ったロイヤルミルクティーをくいっと煽るのですけれど。
「それ、勝手に持って来たの? ワンコバーガーじゃないんだから、勝手に作っちゃだめです」
「ちゃんとお金払ったの」
「節約なさいな。これからお金必要なのに」
「今日はママのスタイリングだから、当然必要経費なの」
いやいや。
何を言い出すのです。
「なんてひどい発想。いつまでもすねをかじるのよしなさいな」
「あはは、構わないわよ。特に、今日は」
「じゃあかじり尽くすの。三本も四本も」
「よしきた! 五本でも六本でも持ってけ泥棒!」
やれやれ、おばさんは。
ほんとに穂咲に甘い人なのです。
でも、確かに。
今日は特別ですから。
俺も必要とあらば。
なんだって協力するつもり。
「さて。それでは髪の方、始めましょうか」
「お手並み拝見と行こうかしら?」
「何というハードル。でも、今日のコンセプトデザイナーは穂咲なので、それなり気が楽です」
「じゃあ、かっこ悪かったら全部道久君のせいなのね?」
「まさかそう来るとは。ハードルどころの騒ぎじゃなくなりました」
それはもう、ハードルではなく。
棒高跳びです。
せめてもうちょい下げて欲しい。
穂咲へ嘆願の視線を投げると。
「かっこ悪くなんてなるはず無いの。だって、ママを負かした道久君なの」
鳥居になりました。
……ここのところ、美容院にもいかずにいたせいで。
肩口を軽く超えて。
結構な長さまで伸びたおばさんの髪。
これならいろんなアレンジができそうですが。
「実は、なにか希望があったりします?」
俺は丁寧にブラシをかけながら聞いてみると。
「そうね。ほっちゃんと同じ髪型がいいかも」
「伸びるわけあるかい」
呆れながら、けたけたと笑うおばさんを放っておいて。
俺は穂咲が渾身の自信作と呼ぶデザインを見るべく。
スケッチブックをペラリとめくると。
そこには楽しそうに笑うおばさんのゆるふわロング髪。
「親子っ!」
ばふんとスケッチブックを床にたたきつけて。
何が書いてあったか一瞬で把握したのでしょうね。
お腹を抱えて笑うおばさんの元に戻ります。
「…………もう、俺のイメージでいいや。編みのウィッグ使いますね」
「高校生じゃないんだからやめてよ」
「いえ。もひとつもみあげにウィッグを下ろしてですね……」
緩くロールしたウィッグを耳の前に下ろして。
後ろ髪を全部まとめてお団子にしたところを。
編みの入ったウィッグで覆うようにまとめてあげれば。
「はい、この通り」
「おお! ロイヤルお団子ヘアー!」
「後で丁寧に結い直しますけど、こんなイメージでいかがです?」
「時間もかけずにこんな事できるなんて。やるようになったわね~!」
「いえ、時間ならかけましたよ?」
「え?」
眉根を寄せたおばさんでしたが。
その疑問を。
大きめのお椀をテーブルへ並べる穂咲が晴らしてくれるのです。
「三日くらいかかったっけ?」
「四日ですって」
「道久君、暇を見っけてはあたしの髪で練習してたから」
「結局、定番に落ち着きましたけどね」
「冒険心の無い男なの」
「うるさいのです」
俺たちの話を聞きながら。
穂咲が準備した朝ごはんのテーブルに座ったおばさんは。
嬉しそうな笑顔で。
あつあつのお椀から立ち上る湯気を顎に当てるのです。
「……二人とも、ありがとうね」
「いえいえ。ちょっとした仕返しのつもりだったので気にしないで下さい」
「あらひどい」
「ううん? ただの照れ隠しなの。ほんとは道久君、一生懸命だったの」
そんなネタばらしと共に。
穂咲は両手を合わせていただきますをすると。
お椀を顔に寄せて。
ぽつりとつぶやきます。
「今日、パパとの思い出が、また一つ増えるの」
「え? ほっちゃん、なんて? パパとの思い出?」
「そうなのです。おじさんとおばさんと穂咲の思い出が、また増えるのです」
「へんな子たちね。オーバーナイト雪山登山してる間に、何か悟った?」
「そうかもしれませんね」
やれやれと肩をすくめたおばさんだって。
俺たちの言いたい事はおわかりでしょうに。
へんなの、と。
もう一度繰り返して。
あつあつのけんちん汁をすすると。
満足そうに頷くのでした。
――確かに、昨日の朝。
俺は、家族みんなと思い出を作りたいと口にしましたけど。
でもこれは。
おばさんの結婚式が決まった日から。
ずっと考えていたことで。
家族って。
永遠に繋いでいくために。
結婚という形で。
別れが強要されますけれど。
でもそれは。
離れて暮らすと言うだけで。
遠く遠く。
おじさん辺り離れた所から見れば。
家族が増える。
ただそれだけのことなわけで。
俺は、そんな皆さんが。
笑顔でいる事。
思い出を共有できること。
男として。
ちっぽけなことなのかもしれませんけど。
そんな夢を叶えたいと。
考えるようになったのです。
……そんな家族の中には。
ようやく和解したおじいちゃんとおばあちゃん。
まーくんたちと。
そして。
俺も含まれていると良いなと。
そう考えるようになったのです。
「…………ん?」
「どうしたの? なんか変なの?」
「いえ、このけんちん汁……」
「道久君だけ、具が目玉焼きオンリーなの」
「それは想定の範囲内なのでどうでもいいのですが、おばさんの味とほとんど一緒なのです」
「そう? まだまだ、ちいとばっかし違うの」
いえ。
そんなことありませんって。
香りも味も。
おばさんの味と同じなのです。
「ふふっ。ママは、パパの味に近づけてるだけだけどね」
「そうなのですか?」
「道久君、いい? 結婚してすぐに後悔したこと。男は、料理好きかつ料理下手じゃないとだめだからね?」
「なんてわがままな注文」
意味はよく分かりますが。
今頃おじさん。
両手合わせて謝ってると思いますので。
やめたげて。
「ママ、パパの料理の真似っこしたの?」
「そうなんだけど、なんか違うのよね~」
「なんだか嬉しいけど、寂しい感じ」
穂咲はお椀をテーブルへ置くと。
俯いてしまったのですが。
「なんでよ」
「ママを、パパに取られちゃう感じ」
そんな事をつぶやいて。
おばさんを笑顔にさせたのです。
「今日はへんな事ばっかり言うわね。ママはもともとパパのもんでしょうが」
「でも、それはちょっと寂しいの」
「ほっちゃんには道久君あげるからそれで我慢なさいな」
「おいこら」
「こんなんじゃなくて、ママがいいの」
「こんなんて」
呆れた親子の勝手な会話。
胸がほっこりあたたかくて。
でも、なぜかさみしい。
そんな複雑な波を立てて揺れ動く。
おばさんは椅子を立って。
穂咲を後ろから抱きしめながら。
優しく教えてあげるのです。
「……いつかママがいなくなっても、このけんちん汁は作れるでしょ? そうやって繋がって行けばそれでいいのよ」
「ううん? まだ、ママの味が良いの」
「やれやれ、甘えんぼさんね。じゃあ、のんびりと伝授しますか」
「のんびりがいいの。ずっと、のんびりね?」
……ああ、そうか。
家族にとって。
最も幸せで、そしてちょっぴり悲しい儀式。
結婚式。
普通、親が子供の結婚で抱く思いを。
驚いたことに。
君が感じているのですね。
だから。
言ったのか。
ママが。
パパに取られちゃう、なんて。
「…………おばさん」
「ん?」
「ゆっくり伝授してくださいね。……穂咲が、大人になるまで」
「やれやれね。…………でも、心配ないか。我が家の場合、婿養子だし」
「何を勝手に決めているのです」
あ。
しまった。
「あら。とうとう宣言したわね?」
「してません」
「じゃあしょうがないから道久君にも同じ味を伝授するか」
「何を勝手に決めているのです」
いやはや。
この空気はまずい。
つい居心地が良くて。
よくない方向へ流されてしまう。
おばさんに抱きしめられて。
安心した顔をする穂咲。
俺はこいつに話を振って。
誤魔化すことにしてみました。
「こら。いつまでも甘えてちゃダメなのです」
「いやなの」
「せめてすねをかじらないように、家計も助けるのですよ?」
「むりなの」
「料理だってちゃんと順序を決めて、すぐに会得していくのです」
「ちゃんともすぐもなしなの」
「ええいわがままな。ではまず最初の料理を決めておきますよ? 穂咲にとって、おばさんの味で一番おいしいのはなあに?」
「すね」
…………うん。
おばさん、床にもんどりうって大笑い。
そうですね。
君はまだまだ巣立つには早いけど。
笑いについては。
既に一人前なのです。
~🌹~🌹~🌹~
白と木目と。
高い窓から差し込む光の階段。
神父さんが指輪の交換の際に開いたオルゴールから流れるメロディー。
それに合わせて、家族みんなで歌う愛の歌。
……滅多に涙を見せないおばさんが。
ぼろぼろに泣き崩れるのも仕方のないことでしょう。
「秋山道久。これはどういうことなのです?」
「すいません会長。問題点の洗い出しにはならなかったでしょうか」
「当たり前です。新郎はいない、進行はイレギュラー」
「ごめんなさい」
「しかも、二十数年越しの、本当の結婚式だなんて。……感動して、まともに見ていることすらできなかったではありませんか」
この最後の言葉。
実に会長らしい。
あたたかで清らかな。
春の渓流を思わせる一言なのでした。
――結婚式を終え。
教会から外へ出た俺たちは。
未だに残った雪が程よく冷ました空気を胸いっぱいに吸い込んで。
すがすがしい気分で新しい一頁が始まったことを喜んでいたのですが。
遠くに見える藍川家一同の輪の中に。
足を踏み入れるのはさすがに無粋。
こうして、会長と一緒に。
皆さんの様子に目を細めるばかり。
「オルゴールの演出は、秋山道久のアイデアなのですか?」
「ええ、そうですけど。でも指輪がオルゴールに入っているのをずっと見て育ったので、アイデアと言う程の物ではありませんよ」
「いえ、素晴らしい。あれは、きっとこの式場の目玉になるでしょう」
思い出の曲をオルゴールにするとか。
曲や歌を作ってプレゼントするとか。
この式場だけのオリジナル。
思い出のメロディーが、いつでもこの日のことを胸によみがえらせる。
「……そうなると、嬉しいのですけど」
「ええ、それは間違いありません。……そ、それで、ですね。実は私も、そのような結婚式に憧れがありましてですね……」
珍しく、口ごもった会長さん。
俺は、もじもじとする会長に。
そういう事なら何でもお手伝いしますと約束しようとしたのですが。
「ぐふっ……」
思った言葉と違う音が出て来たのは。
おばさんに飛びつかれたせい。
「やってくれたわね~! 道久君!」
「いてて。いたずらっ子なおばさんに、日ごろの仕返しなのです」
「そんな道久君に、私からサプラーイズ!」
「は?」
ちょっと待ってくださいな。
線の細い会長さんが。
話の腰を折ったせいで。
地球よりも丸く膨れていますので。
「すいません、サプライズは面白そうなのですけど、後にして欲しいのです」
「そうはいかないわよ! 今から準備しないと間に合わないんだから!」
「何がです?」
「言ってたじゃない。明日は、あんたとほっちゃんの結婚式よ?」
「はあああああっ!?」
それ、冗談じゃなかったのですか?
おばさんの結婚式と違って。
それはシャレじゃ済まないのです。
確かにここ数日。
意識していましたけど。
昨日は穂咲に。
迂遠ながらアタックしましたけど。
それとこれとは話が別っ!
「……ちょっと、どこ行くのよ」
「逃げるのです。地の果てまでも」
「じゃあなるたけ早く行きなさいな。地球を一周して戻ってくるまでそんなに時間ないわよ?」
「戻りませんよ!?」
「道久君が間に合わなかったら、せっかく呼んだクラスメイトの皆さんにも迷惑かかるだろうし」
「ちょおっ!? 呼んだの?」
「あと、バイト先の皆さんも」
「何てことするのです!!!」
ああもう。
冗談じゃない。
「まったく、おばさんのやることと言ったら。誰に似たのやら」
「 キタムラサキウニの親だって、キタムラサキウニの子を見て育つものなのよ?」
「なぜウニで例えますか」
「おめでたいから」
ウニが縁起物なんて聞いたことがありません。
でも、今はそんな事よりも。
「……ほんとに呼んじゃったの?」
「ほんとに」
「やれやれなのです。……では、皆さんには冷やかされることでしょうけど、しょうがないから式の真似事くらいはしてみましょうか」
「そうね。じゃあ、今すぐ真似事を開始しましょう。まねごとまねごと」
「その届け出用紙から始める必要はゼロなのです!」
俺は、穂咲の名前だけが記入欄の半分に書かれた紙をビリビリに破いて。
ウェディングドレス姿のおばさんに返却すると。
「やっぱり俺は逃げるのです!」
「ちょっと! 待ちなさい!」
未だに雪の残る丘を。
一目散に逃げだしたのですが……。
「待つの」
穂咲に声をかけられて。
その足をぴたりと止めました。
俺が足を止めた理由は。
二つほどありまして。
そのうち一つは。
穂咲の言葉が。
随分と楽しそうだったせい。
「ええと……、なぜ楽しそうに俺を止めるのです? そんなに結婚式、楽しみなのですか?」
「ううん? 楽しみなのは、みんなから二人して逃げる方なの。なんかドラマチックでいい感じ」
「はあ。……え? なにそれ、君も逃げるの?」
「そうなの。だって、さっき神父さんが言ってたの。苦楽を共にするのが夫婦なんだって」
「…………いえ。それを誓う儀式から逃げようとしているのですけど?」
「あ、ほんとなの。そんじゃあ、苦楽は共にしないでいいの?」
首をひねるこいつは。
俺の隣で。
首を四十五度ほど。
傾けたままポーズボタン。
いやはやまったく。
いつもいつもこの人は。
後先考えずに。
ただ、面白そうなことをやりたがる。
そんな君と。
いつかほんとに。
…………結婚式を。
挙げることができればいいですね。
「まあ、今は楽しそうな方で我慢しましょう。それじゃ、逃げましょうか」
「うん。そうするの」
「とは言えその前にお願いしたい事が。慣れない雪道で走ったせいで、左足がつってしまったのです。ちょいと伸ばして治してくださいな」
「そいつはできない相談なの」
「は?」
「あたしは、慣れない雪道を歩いたせいで、右足がつってるから」
「…………じゃあ。どうやって逃げるの?」
いつもお隣りで。
いつも同じものを見て。
いつも同じことを感じて来た。
いつもの穂咲と俺。
でも。
同時に足をつったのは初めてかな。
なんとなくおかしくて。
俺が笑うと。
穂咲も同じ顔をする。
そんな俺たちは。
これからも同じ時間を。
きっと一緒に歩くのでしょう。
とはいえひとまず。
今は。
同時に確保されて。
同じように縛り上げられて。
明日の結婚式まで逃げ出さぬよう。
あたたかな暖炉の前で放置されることにちょっとまて。
「……みなさん。一個忘れてますよ」
「道久君はその格好の方が楽でしょうに」
「ソノトオリ」
「ちょっと待て」
「まあ、確かに似合ってるな」
「道久お兄ちゃん、いつもの格好?」
「ひどい」
「お似合いなの」
「ブルータス。おまえもか」
俺は、相棒にも裏切られて。
雪の中に立たされたまま。
明日の結婚式まで。
放置されることになったのでした。
「秋山が立たされた理由」欄のある学級日誌 29冊目✨
おしま
「待って!? さすがにウソですよね!!! このままだとちょっと色々まずいことに……」
「ああ、そりゃそうなの。これくらい置いといてあげるの」
「トンカチを置いて逃げるなあああああ!」
こんどこそ、おしま
「あ、そうなの」
「まだなにか!? どうせ助ける方向じゃないんでしょ! もうやめてください!」
「あたし、結婚式はイヤなの」
……………………え?
あれ?
さっき、苦楽を共にしたいとか言っていませんでしたっけ?
「そ、それは、明日じゃいやとか? それとも、まさか、俺と……」
「あたし、結婚式したくないの」
があああああああん!!!
すこんと晴れ渡る空に。
西の空から暗雲が一気に湧きあがり。
最後の最後に。
信じがたいどんでん返しを食らったまま。
縛られた縄のせいで。
膝を屈することもできず。
ぽつぽつと振りだした冷たい雨を。
立ちっぱなしで浴びる俺なのでした。
「秋山が立たされた理由」欄のある学級日誌 29冊目✨
今度こそほんとにおしまい……、で、いいのか!?
最後の最後にとんでもないことを言われた道久。
一体、明日の結婚式はどうなってしまうのか!?
次回、最終巻。特別編。
「秋山が立たされた理由」欄のある学級日誌 30冊目🌸
2020年2月29日(土)より開始!
どうぞのんびりとお付き合いくださいませ♪
「秋山が立たされた理由」欄のある学級日誌 29冊目✨ 如月 仁成 @hitomi_aki
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