主人公最強の中でもとても好きなジャンルの作品です。
中途半端な主人公の強さではなく、臨界突破した最強というのが読んでいて爽快感があります。
辛い過去を経て最強にならざるを得なかった主人公が、自分の力を使うことなくただ平穏を望む。
力を使って強い事がバレるぐらいなら周りなんてどうなってもいい。
でも身内が理不尽に不幸になっていくのは我慢出来ずに、力を行使して徐々に関わっていってしまう。
そんな主人公の人の良さと、力に助けられた仲間の心情、それに主人公を利用しようとしたり都合よく助けてもらおうとする人間としての心理が語られていて分かりやすいですし、とてもよく作り込まれていると思います。
人の意見に左右されることなく信念を持っていながら、女の子が泣くのには弱い。
コレは惚れる!!
個人的には主人公最強でハーレムなだけの作品は読み尽くすほど読んできたのですが、『めちゃくちゃ頑張ったんだから幸せになって欲しい最強主人公』が描けている作品がとても好きです。
この作品の主人公にもぜひ幸せになってもらいたい!
続きが気になる作品です。
夜中に見始めたのですが、キャラクターの心情を慮るあまり、つい朝方まで見てしまいました。
人間の器の限界を超えた強さを持っている主人公の正体は異世界帰り。
あまりにも能力が強すぎて敵を倒すシーンは爽快な気分にさせてくれます。
自重せずに能力を使って段々と手が回らなくなるのが異世界帰り系小説にありがちなことですが、この作品の主人公は家族や友人以外のことでは基本的には静観しています。
そのおかげで世界観が無駄に広がらずに没入感高めで読むことが出来ます。
主人公の周囲は女性がやや多めですが我関せずという性格のおかげかハーレムが苦手な人でも大丈夫だと思います。
神々や悪魔とも渡り合えるほどのパワーを発揮する主人公の理念や行動はとても愉快で次の更新が楽しみです。
あまりにも面白すぎて寝坊すると分かっていても夜通し読んでしまいました!