第5話日本に、帰りたい。本当に、帰りたい
死んだ。でも結構頑張って生きたと思う。だって初日でスライムにすら勝てなかった俺があそこまっで生き残れたんだもの。
あれ? 俺生き残っててまともな体験なんかしたっけ?
自分の異世界の毎日を振り返っていると、目の前が明るくなりその中から一人のお爺さんが現れた。
「おおお、等々死んでしまったんじゃなお主」
「俺のこと知ってるんですか?」
「神様じゃからな、なんでも知ってるんじゃよ」
「じゃあ、俺の家秋での生活も見てましたか? 俺、この世界に来て不幸なことばかりなんですけど」
殺されそうになったり、殺されそうになったり、犯されそうになったり、殺されたり。
「み、見ておったよ。本当、ごめんね? もう一度異世界で生き返らせてあげるから、許して?」
「いや、日本に帰りたいんですけど」
「......地球から異世界に行くものには特殊な力を配っておるんだがな、君には何も智kらをあげれなかった。代わりに、君が死ぬたびに次に何をしたらいいか、を教えて蘇らせてあげよう!」
「いや、だから日本に帰りたいんですけど」
「それでは! まずお主は異世界に戻り仲間を探すのじゃ! その仲間は生涯をお前と共にあ歩いてくれるだろう!」
「だから! おれ! 日本に帰りたいんですけど!」
「帰れないんだよ! 四人を蘇らせるわけにいかないだろ! 日本中がびっくりするわ!」
「俺の異世界生活を見てまた異世界に送ろうなんて、お前悪魔かなんかだろ! かみさまなわけねぇ! だって、地獄だぞ? あの世界本当に地獄だぞ?」
「お主のたびに期待している! オラささっといけ!」
「嫌だ! 異世界になんか帰りたくない! 俺は! 日本にかえりたぁぁぁぁぁぁぁい!!」
「ここは、俺の泊まっていた宿。つまり、異世界」
俺よりも強いスライムに、トラウマ必須のゴブリン。男でも犯してくるオークに俺を恨みまくってるドラゴン。そんな奴らがいる世界に、また復活しちゃった......
「とりあえず、仲間をさがそう、あのおっさんがなんか言ってたし......はぁ、にほんに帰りたい」
日本に、帰りたい...... 悠々 @tonton
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