(3話)グランゼドーラ城下町での出来事

闇桜

第3話

復讐がルナを逃がしてから復讐はアークデーモンとの戦闘-バドル-が始まる


「さあ、始めようか?アークデーモン貴様から来い」


アークデーモンは大きい羽を使って飛び武器の先端を復讐に向けこっちに飛んでくる


「…甘いよ」


そう言って復讐は後ろにジャンプをし下がる。

アークデーモンの武器はフェアリーに当たらず、コンクリートに当たる。


「次は私の番だな…」


復讐は、両手を前に出し術式を展開させる。

「左右術式・中」


そう言うと赤の術式が現れ、左右反転にさせる。


「この術式に触れたらお前と私は左右反転になる。そう…つまり…この術式が発動してる間は例え、お前が右に居る私を狙っても左へ行く。ということだ」


アークデーモンは赤い中ぐらい火の玉を唱える。そう。メラゾーマだ。


「…その炎ごときにやられる訳がないだろう?」


また、復讐は術式を唱える

「水流術式・高」


水流の術式をだし、そのままアークデーモンへ向けて発動させる

そして、メラゾーマを消す。


「もう…めんどくさいからそろそろ終わらせていいかな?」


アークデーモンはまだだみたいに飛んでくる。


「…水の精霊術式・高」


フェアリーと復讐の合体術式である。

アークデーモンがこっちへ向かってきてるのを利用して、水の精霊をだし、水で作られたシールドを貼り。きた瞬間、アークデーモンを包みそのまま中で爆発させる。


「終わったな…。」

「…っ…やっぱり…来たか…くそ…このままルナに見つかる訳には行かない…」


復讐はゆっくりと歩き、どこかへと行く


その頃、ルナはキャロラの家の前に着き、キャロラが出てくるのを待っている

「…(キャロラさんには申し訳ない…)」

そう思ってると、綺麗な白い衣装で現れたと思えば、術式であろう、衣装が変わる。

そして、ルナが見た普段の綺麗な魔法衣装になっていた。


「ルナさん、どうしたの?そんな慌てて」

「キャロラさん…グランゼドーラが魔物の襲撃に襲われたのです…!」

「確か…ローズとパチェに向かわせた…はず…」


キャロラはどうやら、驚きを隠せないようだ。


「ローズさんたちは別れてから見かけてないのです…!でも、グランゼドーラのメイドしてると言ってました…!」

「ここは…私の別居の屋敷で。本当は私たちはグランゼドーラの城で居るのよ」

「それより…フェアリー助けてあげてください…!」

「フェアリーちゃんがどうしたのかしら」


ルナはローズと会って別れてからの全てをキャロラに話す。


「なるほどね…分かったわ。向かおうかしらね。ルナは私の傍に来て」

「え…あ…はい…」

「…(どうするんだろう…?)」

「移動術式・天」


そう言うとキャロラとルナの下には魔法陣が現れる


「グランゼドーラ入口…!」


キャロラがそう言うと周りが光だしそのまま周りが真っ白になりルナは目をつぶった。そして、目を開けたらグランゼドーラに着いていた。


「…やけに…派手にやられてるわね…」


そうすると何処からか呼ぶ声が聞こえる


「キャロラ…!どこ行ってたのよ!」


建物の横に隠れてた女性の方が現れる。


「母上…何があったのです?」

「見ての通りよ…キャロラが出掛けてる時に魔物の襲撃にあったのよ…」

「母上、大変申し訳ございません」


キャロラはひざまつき謝る。


「それより、さっき…紫の女の子が噴水の方に行ったわよ…?」

「母上…!それは水色の髪ですか?」

「え…えぇ…そうだけど…」

「ローズは見かけてないですよね?」

「ローズとパチェもその紫の女の子の方へ向かったんじゃないかな?見かけたけど…」

「…」


キャロラの母親からその情報を聞いてから考える。嫌な予感がした


「キャ…キャロラさん…?」

「あ、いえ、なんでもないわ、急いで行きましょう。」

「え…えぇ…」


キャロラ達も噴水へ向かうことにした。

そして、キャロラの嫌な予感は的中してまった。


「フェアリー…!」


ルナが呼んだ。呼ばれた方向へ向いたフェアリーは裏人格の方だった。


「…っ…」


ローズとパチェは後ろの声に向いた。

「主様…?!それに…ルナさん…」

「キャロラさんにルナさん」


「ローズ、これはどういうことかしら?」

「…フェアリーちゃんは裏人格によりただただ何かに怯えてるのです」

「怯えてる…?原因は分かってるのかしら?」

「…申し上げにくいですが…ルナさんという名を出すと怯えるのです…」


ローズは申し訳なさそうな顔をした。


「ルナという…名を名乗るな…!」


そういうと、フェアリーはローズにめがけて術式を発動させる


「呪縛術式・天」


紫色の魔法陣から紫の粒が現れローズに向かって飛んでくる


「防御術式・高」


キャロラはそう言ってローズの目の前に貼る。


「主様。私は大丈夫ですから、解除してくれて構いませんよ」

「それは…違うわよ」

「…」

「主様の命を守るのは私…メイドの役目なのです。それに…私の術式を甘く見ないで貰えますか?」


そう言うとローズはまるっきり違う髪型に変わる。そうまるで髪が燃やされてるかのように。


「燃焼術式・未」


そういうと空が赤くなり、少しずつ熱くなる。


「水流術式・天」


水流が起き竜巻のようにそのまま燃焼術式に対抗しようと発動した術式。だが、叶うはずもなく、直ぐに泡となって消える。


「…フェアリーさん、そんな甘い攻撃で私を倒せると思ったの?私は貴方と戦いたくない。大切だから」

「何が…大切だ…こいつの苦しみを知らないくせに…!」


すると、裏人格がフェアリーが閉じ込められてるであろうという場所に手を当て何かを唱える。その時、どこからか声が聞こえる


「い…いや…!や…や…め…て…!」


そうその声はフェアリー本人だった。何かをされて叫んでるようだ


「このまま、フェアリーの感情を封じ行動を全て封じる」

「そんなことさせない…!」


ルナは攻撃しようとしたが、キャロラに止められる

「一応、フェアリーの体なのよ?そんな事して、フェアリーが傷ついたらどうするのかしら?」

「それは…」


キャロラはため息を吐いた。


「何してるんだ…?」

後ろから聞き覚えのある声が聞こえた

「ミトスさんじゃない」


そこにはよく見ていた衣装のミトスさんが居た。

「キャロラ、これはどういうことだ…?」

「見ての通りよ…」


ミトスさんは言われた通り見る

裏人格のフェアリーは見て分かったが…もう1人の炎に包まれた少女が分からなかった。


「あの、炎に包まれた少女は誰だ…?」

「ローズよ」

「ローズはあんなの使えたのか…?」

「ローズは炎呪文使えるのは知ってるわよね?」

「ああ」

「炎呪文に術式を合わせたらあんな姿になることが可能なのよ。」

「…そうなの…か」

「ええ、そうよ」


ローズは私達の方を見て微笑みつつ悲しそうな表情で言った

「皆さん、逃げて…!」

「ローズ、どうする気なのかしら?」

「…フェアリーさんを友人である私が責任を持って止めます」

「1人でする必要ない気がするのだけど…?」

「…足でまといなのです。私1人で十分なのですよ。」

「…」


ごめんなさいと言ってローズは術式を貼った。


「炎盾(ファイアーシールド)術式・高」


そして、ローズとキャロラ達の間には炎の魔法陣が貼られた。


「これに触れたら大火傷どころか死にますよ。それが嫌だったら逃げてください」

「ローズ…!」

「ミトスさん、ごめんなさいね。」

「…!」


ローズはこれ以上は時間の無駄だと言うようにフェアリーの方へ向かっていく。

キャロラ達も近づこうとしたが熱くてこれ以上行けない。

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(3話)グランゼドーラ城下町での出来事 闇桜 @yamirose0705

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