(2話)グランゼドーラ城下町での出来事

闇桜

第2話

ローズ達とルナ達は別れてそれぞれの目的を果たしてる。その時、ルナ達は予想外もしてなかったことに巻き込まれる。


素材屋でルナ達は可愛いらしい物を探してる

「フェアリー、これとかどう?」

「これは…髪飾り…?」

「そうそう、可愛いと思わない?」

「可愛いね…」

「やっぱり、フェアリー…変よ」

「え…?そんな事ない…」


フェアリーは何かを隠してるような素振りを見せる。


「まあ、フェアリーの負担をかけるわけには行かないからこれ以上は聞くのやめておくわ」

「…うん…」

「…」

「…」


そして、その時、外から何かが思いっきり降りたような音が聞こえた。


「え…?なに?この音、フェアリー行こう」

「え…あ…うん…」

(ルナに手を引っ張られ外に出ていく)


ルナ達が見た光景はそれは…魔物の襲撃だった。

それを見たフェアリーは放心状態になってた。

「…」

「フェアリー…!」

「…」

「フェアリー…!」

「…え…?な…何…?」

「逃げよう?」


ルナはそう言ったがフェアリーはルナが予想もしてない言葉を発した。


「…に…逃げない…」

「どうして…」

「…」


そしてフェアリーはこう発した


「魔物…復讐…魔物…復讐…」


フェアリーはずっとそれを発していた。


「フェアリー…!落ち着いて」


フェアリーはずっと同じ単語を発していた上、少しずつ衣装が変わっていた。


「魔物…復讐…魔物…復讐…魔物…復讐」

「…こんな時に…」


そして、そんな会話をしているとルナ達に気付いた、アークデーモンはこちらに近づいてきた。

ルナはフェアリーに対してこう言った。

「フェアリーにはこれ以上苦しんで欲しくない…フェアリーは今、苦しんでるんでしょう?誰にも迷惑かけないようにって私は迷惑なんて思ってないよ…?」

「…ル…ナ…」


フェアリーの声は途切れ途切れとなっていた。

そして、とうとう衣装は変わってしまった。そう…それは…フェアリーの持病の1つの裏人格というものだった。


「フェアリー…!」

「なんだ?ルナ。騒がしい。さっさとルナは逃げることだな」

「いや、フェアリーを1人出来ない。」

「…っ…しつこいんだよ。」

「…!」


そういった瞬間、フェアリーの裏人格はこう言った。

「ここから先は私が相手をする。ルナは逃げろ。お前が傷ついたら、フェアリーはどうなるんだって話だ。」

「それは…」

「というわけだ、じゃあ、早く逃げろ」


そう言ってフェアリーの裏人格はルナの方向いて右手を前にだしこう言った

「結界術式・高」


ルナの前には白い大きい術式が貼られた。複雑に貼られてる。どうやら、術式の上級の上…超上級のようだ。


「これで、ルナ、お前はこっちには来れない」

「フェアリー…?!」

「私はフェアリーではない。復讐だ。」

「復讐…!フェアリーどうする気?」

「さあな、だが、こいつの能力は借りるの強いからな…」

「…っ…フェアリーを傷つけたら許さない…」

「…」


ルナはそう言って諦めて逃げていた。だが、ルナはフェアリーをおいて逃げる訳にも行かず、キャロラを呼びに行くことにした。


ルナが行った直後、アークデーモンの方を向き、不吉な笑みを浮かべながら


「さあ…始めようか…戦闘-バトル-を」

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(2話)グランゼドーラ城下町での出来事 闇桜 @yamirose0705

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