普段甘い話を好まない自分でも、思わずニヤケてしまう位で、ただ甘い訳じゃない。
小気味のいい会話の応酬、そこから生まれるからこそ、この甘さは気持ちがいい。
登場人物について言及すると、後輩ちゃんは勿論の事、先輩もまた大変可愛い性格をしている。
自分は男であるが、気がつくと先輩(男)の振る舞いに、その、キュンキュンしていた。
これは異な事だ。たったの五話、僅か6000語で性癖が変えられてしまいそうだ。
あくまでしまいそうなだけだがそれだけの力がこの小説にはある。
とにかく、魅力的なキャラ同士なので、二度可愛さを味わえるお得な作品だ。