自分の価値は、自分で決めるもの

 黒いというだけで他から疎んじられ、醜いと言われてきた魔物。いつの間にか、彼女自身も自分を醜いと思うようになっていた……作品の外に生きる私たちもハッとさせられるストーリーでした。美しい自然の描写が自分を醜いと思い込む主人公の心情と対比され、効果的に機能していたと思います! 今後、主人公と彼女と契約した女性がどのような道を歩むのか、その先を想像させるようなラストも良かったです!