三月
尾八原ジュージ
三月
いつの間にか、五人囃子の太鼓を紛失していた。
何もないと寂しいので、フィギュア用に買ったミニチュアドラムセットからスネアドラムを拝借して、取り急ぎ代わりに置いておいた。
それから三月が三回来たが、意外に誰も気づかない。今年も五人囃子は一人だけ、マーチか何かのリズムを刻んでいるようだ。
三月 尾八原ジュージ @zi-yon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます