なんだこれって感じ
「っぐぅぅ…がぁ、あぁ……はぁ…はぁ…」
痛みは引いてきたのは良いが、別の問題。
「腕が黒い……」
いや、ちょっと待て、腕をこの化け物みたいなやつに消されたんじゃ無いのか?なんであるんだよ。黒いし。
「まさか…………」
うん、予想はしてたけどこれ動かせる。痛みはない。
そういや巻きついてたウネウネ(語彙力皆無)が無くなってる。あれがなくなるとこれ結構かっこいいかも。
あれ、ウネウネどこ行った?
「あ……」
何かが身体から抜ける感覚とともに空中からさっきのウネウネが出てきた。
「もう分かんね〜〜。誰か教えてくれ。」
『畏まりました。』
「うわっ!」
なんだ?いきなり声聞こえてきたんだが。
『調停者よりあなた様に使えよとの命がありましたので。』
放り出した神様は見捨てたわけでは無かったらしい。良かった。
『では先ほどの説明から。
そのウネウネと称している物は薔薇の鞭でしょう。装備品ですが呪いの類なので一生そのまま戻りません。ですがそれはまだ軽い方の部類ですので死ぬことはありません。次に鞭が出てくる条件はあなた様が魔力を供給することのみです。その量によって強度が増し、或いは数を増やすこともできます。』
なんか呪われたらしい。
てか喋り方。もうちょいフランクな方がいいな。
『呪われたのは装備品であり、あなた様ではありません。』
そうすか。
「じゃあこの剣の柄は?」
『これに魔力を通すと刀身が作られます。通す魔力によって刀身の色も変わり、また属性も変わってきます。』
属性って……俺魔法知らないし。
「魔法の属性ってなんだよ。そもそも俺魔法なんて使ってるのみた事無い。」
『それならば安心してください。ちょうど宝玉があるじゃないですか。それ触れば魔力手に入れられますよ。ついでに属性魔法も。』
そうか。一つ触ってみる。
すると宝玉の色が抜けて無色透明になるとともに、頭の中に情報が入ってくる。
『火属性魔法を獲得。』
身体が温かい。これは魔力ってやつが入ってきたからだろう。
魔力を通してみる。紅く輝く刀身が現れた。え、何これ、めっちゃかっこいいんだけど!
喜びながらに他の宝玉に触れる。
『水属性、雷属性、風属性、光属性、闇属性を獲得しました。』
俺は一人で飛び跳ねた。
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