初異世界、迷路って感じ

『魂に合った器用意したから頑張ってね。』

なんかテキトーに放り出された感あるが、まぁいいや。

………

てゆうかさ、薄暗いんだ。

なんか壁が発光してて逆に気味が悪い。でも何も持ってないから進むしかない。最悪死んでもどうにかしてくれるだろう(他人任せ…いや他神任せかな)


しばらく歩いたら分かれ道。

どっちが良いか、戻っても良いが……迷路攻略法は使えない、やっぱり勘で行くか………


「神頼みしよう!」

どちらにしようかな天の神様の言う通り

「左だな、よし」


しばらく歩くと行き止まり…

けど木箱が積んである。やることと言ったらもう、開けるしかない。

誰かのかも知れないがまぁしゃーない。


とりあえず並べてみて、全部で7個。

開けてみる。

「びっくり箱はやめてくれよ。1個目は……」

えーっと、これは宝石?違うな、なんか赤、青、黄、緑、白、黒色の玉が綺麗に並んでる。

「次を見てみようかな…」

こんな感じの綺麗なものって指紋つけたくないじゃん。なんか価値下がりそう。磨けば良いだけなんだけどさ。

「2個目…」

ポーチ。うん、なんか普通の皮製のものだね。

「次……え、めっちゃカッケー!」

ナイフ。それも刀身が薄い水色(半透明)で、淡く発光してる。刃の部分は紺色で、めちゃ斬れそう!

これは絶対持って帰ろう。

「よし、次…」

銅の腕輪……なんかあのナイフのあとだとハズレ感がすごい。

次……次……


結局6個目までは普通だった。


最後のは鎖でガッチガチに固めてある。さっきのナイフを使ってみた。

「豆腐……」

柔らか!いや、触ってみたが硬いんだ。このナイフちょっと斬れすぎ。


「最後、オーープン!」


最後のは刀身が無い、剣の持ち手だけ。なんか触手なのか薔薇なのかが巻き付いた、ちょっと気持ち悪い物だった。


「ちょっとやめとこ。」

他の箱を見ようと目を離すと、ガタガタと音がする。嫌な予感がしたが、やっぱりさっきのだぁ!

これさ、なんか怖い。めっちゃ怖い。

でもそうゆうの触りたくなっちゃうよね。

「ちょっとだけなら、ちょっとだけ…」


そう言いながら手を伸ばす。

同時に肩の辺りに焼けるような痛み。

「あっっ……、がぁぁぁぁ…くっそ、なん……あぁぁっ!」


叫んで痛みを紛らわす事しか出来なかった。


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