人間社会の階層性

青い星

人間社会の階層性(エッセイ)

 人にはヒエラルキーがある。

 上には上が、下には下が存在する。例えば、30坪の3LDKの家に5人家族で住む人は、2DKのアパートに家族で住む人よりも上かもしれないが、70坪の5LDKに住む人よりは下かもしれない。更にはその上もいる。都心で、300坪の土地に100坪以上の家を建てて住んでいるような人々だ。

 年収も、200万に満たない人から、億を稼ぎ出す人もいる。これらは、社会的なヒエラルキーと言っていいだろう。同じ会社の中でも、役員から平社員までヒエラルキーがある。同様に、学校という組織にもヒエラルキーが存在する。

 クラス内ヒエラルキーと呼ばれるものだ。一軍、二軍そしてカースト最下位と呼ばれるものまで。一軍はクラスの意思決定を担っている。クラス全体のあり方を決める。もし、一軍女子に睨まれたら、最下層に落ちるのは目に見えている。

 人は、他の人を見て自分の立ち位置を探る。自らがどの辺の層にいるのかを確認するのだ。

 人は社会的な生き物だ。集団の中で生きている。

 それ故に、ヒエラルキーが生まれるのだ。それは必然であり、悲劇の始まりである。

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人間社会の階層性 青い星 @blueplanet

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