第2話

LINEの返信を待ちながら考える。

きみと出会ったのはいつだっただろう。


本当の出会いは11月かな。

すごく話しやすい子だと思った。

直接話すのは週1くらいだったけど。

話すときはいつも楽しそうで。

よく笑っていた。

ちょっと良いな。


LINEでは毎日話してた。

顔を合わせて話すときとはまた違う。

楽しそうなだけじゃないことに気づいた。

たまにこぼす愚痴とか。

ときどきあふれる不安とか。

口に出さない怒りとか。

話を聞いてあげたい、と思った。

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