桜色マグカップ
桜色ダージリン
第1話
LINEを打ちながら考える。
きみを知ったのはいつだっただろう。
顔を合わせたのは5月。
あの頃はまだ、お互いに「友だちの友だち」だった。
きみは初対面で下の名前を呼び捨て。
ぼくにも下の名前で呼べって言うから、呼ぶけど。
勇気すごいな。
距離感がむずかしい。
きみはいつも笑っていた。
でも少しからかうとすぐ怒る。
やり返してきたから「ひどい」と言った。
きみはすぐに謝った。
本当に申しわけなさそうに。
とても素直だと思う。
「ばか正直」の方が、あってるかな。
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