その翌日から、いわゆる「異世界ここでの生活」が始まった。毎朝起きたころに、メイドが朝食を持ってきてくれる。三人のうち取っ替え引っ替えで、誰が来るかはまちまちであって順番というわけではなさそうだった。最初に来たリニやルシェが来ることが多くセシルは時々という感じだった。茶色がかったまっすぐな髪のセシルは一応笑顔は見せてはいるものの口数少なく、作業も事務的であった。

 そして一日に一回は皇帝からのお召しがあり、その時はレンブラントが呼びに来た。時間は一定していなかった。

 皇帝のそばには必ず皇后がいた。時にはニコラス皇太子も同席していることも少なくない。皇帝や皇后、皇太子の質問に答えたり、自らの音楽論を披露したり、あとは雑談という感じで、時には求められてまた琵琶や笛の演奏を聴いてもらうことも多かった。皇帝としても公務の合間の束の間の休息の時に、氏忠を召しているのだろう。それ以外の時は、氏忠は庭を散策することが多かった。気候は温暖で、毎日がよく晴れており、暑くもなく寒くもない。日本を旅立ったのが真夏だったことを考えたらまだ秋になるのは早い気がしたけれど、この世界では今が何の季節なのか皆目見当がつかない。木々の緑は茂っているし花は咲き乱れている。少なくとも冬ではあり得ないし、暑くはないから夏でもない。では春なのか、秋なのか……分からない。順番からいけば秋だろうけれど、春っぽい雰囲気も多分にある。

 そんな時、思い切って朝食をかたづけに来たリニに、髪を切ってくれるように頼んでみた。この国の貴人の服装に着替えてから頭のかぶり物も取ってしまっていたが、長い髪を束ねているのでそれに違和感を覚えていた。いっそのこと、髪形もこの国の人たちと同じにしてもらおうと思ったのである。

 リニは髪を切っている間もいろいろと鈴の音のような声で話しかけてくるので、飽きることもなかった。そしてその理髪の腕も、氏忠にとっては満足のいくものだった。髪は切ったものの、彼の官職就任の話はなかなか来ない。皇帝や皇后に召された時もいつまでたってもその話は出ないし、まさかこちらから聞くわけにもいかない。やはりあの時猛反対した皇帝の弟のようなのがきっと城内にはほかにもたくさんいて、自分の官職への道を妨害しているのだろうと氏忠は思う。いろいろと複雑な事情があるようだ。

 こうして、ここに来て数日はあまりにもめまぐるしく、また初めての体験の多さに驚きと好奇心だけで時が過ごせたが、少し落ち着くとやはり思い出すのは故国のことだった。そもそも、唐土に着いた遣唐使なら必ず帰国の日が来る。しかし、ここでは帰れるのかどうかも分からない。一緒にこの国に上陸した船の人々はどうしているのだろうか。あんな存在感のない影のような人たちであっても一応は日本人だ。会って話せば少しは気もまぎれるのではと思うが、この城の中で全く彼らの気配もない。

 そのことをある日、レンブラントに聞いてみた。

「ああ、あの方たちは城の外の、使節団専用のお屋敷にお住まいです」

 さらりとレンブラントは言う。つまり、やはりこの城内にはいないのだ。

 そこで、決心をして氏忠も町に出てみることにした。ここに来るときに馬車の上から見ただけの町である。一度ゆっくりと歩きまわってみたいと思っていた。

 町に行くには供をつけなければならない。朝の早い時間に皇帝からお召しがあったある日、もうその日はお召しはないはずなので、レンブラントに話して例の護衛のボプとルイをつけてもらった。ボプは細身、ルイは体格がいい。二人とも強面こわもてで、もし知らない人だったら避けて通ってしまいそうだけれど、態度は粗野ということはなく、氏忠には礼儀正しく丁寧に接してくれた。そして実は二人とも気さくでよくしゃべるのだ。ただ、やはり一つ一つの動作は機敏で、何かあった時は頼りになりそうだった。

「では、町のどちらへ行かれますか」

 ボプが聞いてきた。

「いや、町に行くといってもべつに目的があるわけではないし、ただ様子を見たいだけなんですけど」

「分かりました。では、ご案内いたします」

 二人を左右に侍らせる形で、氏忠は城の外に向かう長い石段を下りた。やがて城域と町を隔てる柵の門に着いた。門塀はすぐに門を開けてくれた。

「こんな柵で、城に侵入してくる不審者などいないのですか?」

 氏忠は疑問を率直にボプに聞いた。

「この柵はただの柵じゃありません。魔法による結界が張られていますから、門の所からしか誰も入れませんよ」

 やはりここは異世界なのだと思う。ルイも言葉を継いだ。

「結界を破るような魔法が使える敵の軍勢とかは、町の外の城壁が食い止めます」

 たしかに帝都の半分は海に面しているけれど、その海に面した面にも城壁はあって、港はない。

 柵の門を出ると、たちまち喧騒が三人を包んだ。行きかう人々は多い。

「市場に行ってみましょうか」

 ルイがそう言うので、それに従うことにした。しばらく歩くとちょっとした広場があって、さらに人通りは多くなった。氏忠たちが通ると、その服装からお城の貴人だと分かるようで、人々はっと道を開けてくれて、軽く会釈してくる人もいる。人の群れは大部分が普通の人間だが、エルフと称されている耳の尖った人種も時折混ざっていた。広場の縁に沿って展開されている露店の店の多くは食品を取り扱っているようで、果物や穀物、中には肉などを売っている店もあった。

「旦那様、もし何かお召し上がりになりたければお買い求めください。代金は我われが支払いますので」

 ボプのその言葉の意味を、氏忠はよく理解できなかった。

「代金って……?」

「これですが」

 ボプが懐から出した袋には、金貨が詰まっていた。よく見ると、どの店でも庶民たちはこの金貨や銀貨などの貨幣を出して物と交換している。自分の持ってきたものと売っているものとを交換しているのではない。

 氏忠の国でも古くは銀銭、その後銅銭も作られてはいるとは聞いているが、氏忠はそれを見たこともない。ましてや、庶民の間でこのように貨幣が流通している状況は全くないので、驚いた。

 さらに氏忠の目を引いたのは、店に出ている文字が書かれた看板だった。だが、その文字は氏忠には全く読めなかった。この世界は話し言葉は日本語そのままなのに、文字は漢字とは全く違う。一つの店では冊子の本が積み上げられて売られていたが、氏忠の国では最高の貴重品である紙で本が作られてそれが山積みにされ、一般庶民がそれを買って行っている。しかもその本の文字も看板同様全く読めない文字だったし、総て横書きなのが不思議だった。

 だが、驚いている内心を言葉にすると、氏忠の故国をかなりの未開の地だと従者たちに思われそうなので黙っていた。

 それでも黙っていられなかった極めつけの驚きがあった。人びとの間に混ざって、蜥蜴とかげがいる。地をちょろちょろと這っている蜥蜴ではない。人と同じ背の高さで、二足歩行している蜥蜴だ。しかも服を着ている。狼の顔をした人間…エアウルフというのもいるのだから、蜥蜴の人間がいてもおかしくない世界だけれど、顔だけ蜥蜴なのではなく全身が巨大な蜥蜴が服を着て歩いている。そんな大蜥蜴人間を群衆の中に何人も見かけた。もちろん群衆の中の他の人々は驚いたりしていない。そんな蜥蜴が店で袋から貨幣を出して、買い物をしている。しかも人間の言葉をしゃべっている。店の中にはそんな蜥蜴が売り子だという店も何軒かあった。

「あ、あれは?」

 氏忠は思わずボプとルイの二人に同時に聞いた。ルイが笑いながら答えてくれた。

「あれはリザードマンという亜人ですよ。戦闘を主にする種属で、軍人に多いですね」

 もう何でもありの世界だなと、氏忠はただ唖然としていた。


 それからまた数日、氏忠が気付いたことは、皇帝からのお召しがだんだんと減っているということだった。召されても、時間が短くなってきている。レンブラントの話だと、皇帝はここのところ体の具合があまりよくないらしい。一日をほとんど寝たきりだという。そうなると氏忠の官職の話など、今はそれどころではないという感じのようだ。

 そんなある月が明るい晩、夜の町も見たいし、そして海の方にも行ってみたくなった。

 レンブラントを呼んでその旨を告げると、反対されるかと思いきやすんなりとボプとルイを呼んでくれた。

「こんな夜でも出かけて構わないのですか?」

「氏忠様は官職に就いてこの国の官人になるまでは、今はまだお客様です。昼であろうと夜であろうとどうぞご自由に」

 そういうことらしいのでまたボプとルイを伴って、氏忠は城の柵までの石段を下った。下ったところで、ボプが言った。

「海まで行かれるのでしたら、歩いて行ったら相当時間がかかります。馬で行きましょう」

 その提案をのんで、厩へ行って馬を三頭借り受け、三騎並んで月明かりの町に出た。

 夜はさすがに人通りも少なかった。馬をゆっくり走らせながら、なんで急にこんな夜更けに外出したくなったのか、氏忠は考えていた。でも、理由がみつからない。いや、理由などないのかもしれない。今こうして馬を走らせているのも自分の意志というより、何か見えない力に引かれているという感じもわずかながらある。

 かなり走ってから、海沿いの城壁まで来た。この辺まで来ると民家もまばらで空地も多い。帝都の中は決して平らではなく結構起伏もあり、実際一番高くなっているのが中央の城のある丘である。それ以外にもところどころ丘陵のような場所もあった。

 氏忠は、海が見たかった。しかし、海のそばに来ても城壁があるので海は見えない。城壁の外に出ることは、レンブラントから禁止されている。城壁越しに、海の波が押し寄せる音が聞こえる。潮の香りもする。日本を出てから毎日毎日つき合ってきた海の香りである。間違えるはずがない。

 その時、本当に微かではあるが波の音と風の音に混ざって、がくが聞こえた気がした。馬に乗ったまま停まって、しばらく氏忠は耳を傾けた。

「何か、音楽が聞こえませんか?」

 ボプとルイに聞いて見たら、ボプが首をかしげた。

「そういえば、微かに」

「あれはリュラーの音ですぜ」

 リュラーといわれても氏忠には分からなかったが、懐かしい箏の音のようにも聞こえる。

 見渡すと近くに小高い丘があり、その上から聞こえてくるような気がする。

「あの山は?」

 二人に聞いてみても、よくは知らないようだ。

「まあ、帝都の中にはあちこちにある普通の山ですが」

「登ってみましょう」

 氏忠がそう言ったのは山が城壁よりも高く、あの山の上からなら海も見えるかもしれないということもある。とにかく今はまるで引っ張られるようにその山の上に行きたくなった。麓に着くと、もう間違いなく楽の音は山の上から聞こえてきた。緑の生い茂る木々に覆われた山だったが、探してみるとずっと頂上まで続いていると思われる石段があった。

 馬で登るのは無理そうなので三人は馬から降り、適当な木に馬をつないだ。そして氏忠とそれを警護するルイが共に登り、ボプはここで馬を見ていることになった。

 ちょうど満月の月明かりだけが頼りだったが、登るのに支障はなかった。そして、登れば登るほど、楽の音ははっきりと聞こえてくる。かなり登って、月明かりの中に山の頂上が見えた。さらにそこには、砦のような石造りの建物があるのが見えた。月に照らされてはいても、さすがに細部までは夜の暗さでは見えない。

 そこに人がいて、この楽の音が出る楽器を演奏していることは間違いない。月明かりの夜、風が吹く木立に囲まれた小さな砦でかき鳴らされる箏の音にも似た旋律……好奇心と芸術心とで氏忠の心は高鳴っていた。

 正直言うと、それだけではない。楽を奏でているのはどんな人か……そんなことも氏忠は気になっていた

 楽の音はますます近づく。どんな楽器かは知らないけれど、美女の奏でる楽に氏忠は酔いしれながら歩いた。そして間もなく、石段は終わろうとしていた。

 その石段の一番上、建物の壁のすぐ下に人が腰かけている。そしてそこから楽の音が発せられている。

 氏忠は息をのんだ。そして、月明かりを頼りに楽人の顔を見た。楽を奏でているのが美女というのは氏忠の全く根拠もない妄想で、そのすべてが破壊された。弾いていたのは美女ではなく、それ以前に女性でもなかった。女性でなくても、美青年や美少年ならまだいい。石段の上に腰かけていたのは、長い白ひげの頭の禿げた老人だった。八十は過ぎているだろうと思われる。ただ、かなり高貴で、気品に満ちた老人だった。

 老人は箏を半月状に小型にして縦にしたような楽器を膝の上に抱えて、その弦をはじいている。あれが、ルイの言っていたリュラーという楽器らしい。

 氏忠は歩みを止め、石段にかがんだ。かがめば老人からは自分も見えにくい。ルイにも無言で手で示し、同じようにさせた。だが、たとえ弾いているのが老人であれ、楽の音が素晴らしいことに変わりはなかった。旋律や音階などは、箏の曲とは全く違っていた。

 遠くを見ると、木々の間から暗い海が見えた。月がちょうど水面みなもに映り、金の粉をばらまいている。リュラーの音色を背景音楽にしながら、氏忠は城壁越しの遠くの海を見ていた。なぜか自然と涙さえあふれてきた。そしてかなりの長い時間、氏忠はそのままでいた。

 たった一人がたった一台の楽器を奏でているのに、まるで多重奏のような深みと重みをその旋律はたたえている。氏忠は身も心もどんどん洗われて、清浄の気に包まれるのを感じていた。

 やがてだいぶたってから、曲の切れ目に老人はゆっくりと氏忠を見た。氏忠は老人と目が合うことを何の違和感もなく、不思議さも感じずに受け入れていた。

「感動のあまり、聴きいってしまいました」

 氏忠がそれだけをやっというと、老人はリュラーをそばにあった袋に入れて脇に置き、そして氏忠を手招きした。

「わしはもう官職も辞した隠居の身、毎晩ここで月を眺めて暮らしておるが、今宵思いがけなくも遠い日本の国からのお若い方の姿を見て、うれしく思う」

 なぜ何も言っていないのに、氏忠の故国を日本だと知っているのだろうか……。しかも、日本のことをやまとでも倭国でもなく、日本と呼んでくれている。

「僕はその日本の…」

 老人のそばまであと数段の石段を登り、言いかけた氏忠の言葉を老人は優しく手でさえぎった。

「県犬養氏忠殿ですな」

「え?」

 氏忠は絶句した。老人は自分の名前まで知っている。さらに老人はにこにこして言った。

「わしは、氏忠殿、あなたが今日ここに来られることも、何もかも存じておった。今日ここでお会いするのも偶然ではない。ずっと定められていたことじゃ」

 この世界に来てあまりにも不思議なことばかり体験した氏忠だったので、そんな突拍子もない話も今では自然と信じられる。

「わしはかつて若い頃は皇太子養育係も、この帝都を含む地方であるサウサムネン県の県長官もやったことがある。もう年とって体も言うことをきかなくなったので、すべて辞職してこの山の上に隠居して、月の出る時は月を、花の咲くころは花を、鳥が鳴けば鳥を愛でて、このリュラーを弾いて余生を過ごしておるのじゃ」

「リュラーというのがその楽器ですか? お聴きしていて心が洗われて、涙も出てしまうほどでした」

「じゃろう。この曲には治癒魔法が込められておる。主に心を治癒する力がある」

「あのう、僕にその楽曲を教えてくれないでしょうか」

 詰め寄るようにして言う氏忠の目を、老人は少し間をおいてから柔和な笑みで見た。

「あなたはせっかくこの国に来たのだから、いや、むしろそれがこの国に召喚された目的でもあろうが、この楽曲のみならず、そこに秘められた魔法も、またそのほかの魔法の総ても、さらに武芸までをも身につけるべきじゃよ」

「では、教えてください。毎日、ここに通います」

 さらに詰め寄る氏忠に、老人は静かに首を横に振った。

「わしでは無理じゃ。わしのような老いぼれではなく、わしの持つすべてのわざと魔法は皇家のある方にすべて伝授してあるので、その方から習うがよい」

「どなたですか?」

 ふと気になって、氏忠は背後のルイを見た。だがルイはいつの間にか足ものと石段の上に座り、うずくまって眠っていた。氏忠の身を警護するはずの役目なのだからこんな居眠りなどあってはならないことだし、またそのようなことをする人でもないと思う。おそらくこの老人が、聞かれては困る話があるので魔法で眠らせているのだろう。

「その方のお名前を申し上げるのははばかられる。まだ月が丸いうちに、少なくとも半分に欠ける前までの間には、その方はインテルミナーティ城の中のモンスネゴティー離宮で修行をしておられる。夜になってから訪ねて行かれるといい。宮殿の裏手には少し高くなっている山がいくつかあって、それぞれに離宮がある。その中の一つじゃよ」

「お城の敷地内ですね?」

「そうじゃ」

 それならば、供もつけずに行くことができる。

「それとくれぐれも申し上げておくが、その方にお会いしても決して心を乱さぬように。わしからその方のことを聞いたことも、その方について修行することになったことも、その方以外にはくれぐれも他言無用ですぞ。それに、習い覚えたことは、たとえリュラーの奏法でさえ、この国にいる間はやたらと他人に披露することはお慎みなさい。この国は広いようで案外狭いし、風通しも良くない。よほどの非常事態までとっておきなさい」

「非常事態……」

「そう。これも他言無用。これからこの国の中で、大乱が起きるじゃろう。あなたは嫌でも巻き込まれる。あなたの宿命じゃからな」

 なんだか穏やかではない話になってきた。老人は足元に置いてあった袋に入ったリュラーを拾い、氏忠に渡した。

「これを持って、モンスネゴティーにお行きなさい」

「え? いいのですか? 大切なものでしょう?」

「わしはいくつも持っておるから」

 押しつけるようにリュラーの袋を、老人は氏忠に渡した。

「あの、お名前は?」

 尋ねられて、老人は笑った。

「田舎老人ただのじじいじゃ。もうお会いすることはないじゃろう」

 氏忠は、リュラーを押し頂いて頭を下げた。そして頭を挙げると、老人の姿はあっという間に消えていた。しかし、手の中のリュラーの袋だけが、今まで話をしていた老人が決して幻ではないことを物語っていた。

 そのうち、眠っていたルイも目を覚まし、慌てて立ち上がったので、山を降りることにした。手にはしっかりとリュラーが抱えられていた。

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