自分では葬ってしまいたいほど無価値なものも、他人から見ればとても高い価値があるかもしれない。醜い顔と美しいバラの庭を持つ女性。美しい外見と汚い過去を持つ男性。二人は自分に欠落している価値を相手に見出す。耽美ものに入るのだろう。基本的に私は耽美は好きではない。だがこの作品はそういったジャンルを軽く飛び越えたテーマを持つ作品だと思う。文句なしの★3つ。