Kill die 〜キールダイ〜
くわみん
第1話 闇深き薬
私はもう終わりだ。だから全てこの音に委ねよう。
そう思ってとある女はパイプオルガンを引き続けた。
「おい、何してるんだ!」若き男が入ってきた。
「これを弾くのは死ぬときだといったはずだろう?」
「その死ぬときが今なのよ。」
「おい、なにいっ・・・・!?」
握った手は驚くほど冷たかった。
「私はあなたを知りすぎた。たった・・・それだけ・・・・。」
「おい!まさか・・・」
「・・・をよろしく頼むわね。」
「_____!」
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ
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千葉県の東京よりにあるこの学校、大神田学園はエリート学校として知られている。
そんなすごいひとたちがいく学校にわたしがいてもいいのだろうか?
私の名前は船出美摘。高校1年生。私は自分で陽キャじゃないのはわかっている。普通キャというわれている立場くらいにいる。
教室に入ると親友の鳥越佑海がいた。
「あ、みつみー!」
「おはよ!」
こうして話して授業を受けて一日が終わる。正直言っちゃ物足りなかった。
もっとスリルとかないのかなと自分で思う。
ただ勉強と話の毎日。私は別にゆうみ以外に長期入院中のはるちゃんを除いてちゃんとした友達がいない。うちのクラスの女子のボス的存在の愛野美蘭はいま大ブレイク中のアイドル「MONOTONEs」のメンバー和知くんが好きで相手から認知されるほどのガチ勢で、他にもモノトーンズのリーダー松口くんが好きな瀬尾彩葉や可愛い顔をした東海林くんが好きな矢切さん、あと霧矢くんが好きな丸川さんのグループが一番クラスの中で強い。わたしはあの中で愛野美蘭だけが生理的に無理だった。推しの話になるととてもギャーギャーしだすあの人のことが理解できなかった。それになぜかあの人と話すと拒否反応が出る。だから私は避けてきた。そうしたら幼馴染のゆうみ以外いなくなっていた。だけど私はこれで満足してきた。だけどあんなかに入ってみたいと思ってきてしまう。
帰りのときにゆうみにいってみた。
「ゆうみ、最近人生つまんなくない?」
「え?そう?うちはご飯食べれるだけでも幸せだよー!」
「・・・そう。」
通じないな。昔っからゆうみはこんな感じ。だけどゆうみと帰れるのは貴重な時間。ゆうみはバトミントン部に所属していてめっちゃ強い。関東大会で優勝し、全国で2位を取ってる秀才だ。私も最初はバトミントンではなくテニス部に入っていた。だが、愛野美蘭もテニス部に所属していて彼女も初心者だがまあまあできてはいた。私は自慢ではないがテニス全国大会優勝したことがある。私がずば抜けていて、その次のレベルと言われているのが愛野美蘭で、あるときダブルスを申し込まれた。まあ、私はOKをいって本番。私がほとんど点を取った。見事優勝となったが愛野美蘭はそれを鼻にかけた。「私優勝したの!これで守にもちゃんと顔向けできるー!きゃー!」その会話は別にどうでも良かった。その次の言葉でもう辞める決意をした。
「これから3回位また試合3年間で出れるけど全部船出さんと組もっかなー!私がとんなくても優勝できちゃうし!」
これで私は帰宅部となった。
そんなことをおもっていたら校門に入ってくる見知らぬ男性が歩いてきた。
教員っぽくなかった。だけど私はその人を見た瞬間、頭が痛くなった。
「痛っ・・・」
「大丈夫!?
「うん・・・」
その男はどこかで見たことあるような気がした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まって!!」
大声で言ってしまった。
「みつみ?なにいってるの?」
「・・・いや、べつに・・・」
ジンセイモノタリナイ?ダト・・・?
ワスレタノカ・・・
「え?」
ジャアタノシマセテアゲルヨ
頭のなかで何故かそう流れた。
_____気のせいか。
「ううん、なんでもない!!!!帰ろ!」
「え・・・?うん。」
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そんなことから約10日後、事件が起きた。
教室には担任が来ると思いきや誰も来なかった。
『おい、丸富おそくねーか?』
クラスのムードメーカー的存在の穂積蓮斗が言い始めた。
「あぁ、ホントだよ。」
クラスで一番強い井森颯も言い始めた。
「ねえ、もう帰らない?」
女子の中でのボス、愛野美蘭が支度を整え始めた。
「私、早く帰らないといけないのに・・・」
矢切さんが行った。
「私、もう帰る!」
大声でそういったのは陰キャである丸川さんだった。
「まだ帰らないでくれないかな?」
誰かが入ってきた。
「おい、お前誰だよ?」
私は冷や汗をかいた。
この前の人だ・・・
「えー。丸富先生の代わりに私がHRを担当します。内藤です、よろしく。ってことで、席につきなさい。」
「うちの学校に内藤なんて先生いませんけど?」
クラスで一番頭いい武藤さんが怪しい顔して言い放った。
「あなた、丸富先生に何したんですか?」
クラスがざわざわしてきた。
武藤さんは将来探偵になりたいと言ってるほど推理力がある。
「先生でもないやつが指示すんじゃねえよ!」
穂積が言い出した。
「出てってやるよ!」
「私に歯向かうとどうなるかね・・・・」
穂積はドアに手をかけた。その時だった。
「うわあ!」
穂積が宙に浮いたと思ったら席に向かってってそのまま席に座らされた。
「なんだよこれ・・・」
「今の何?」「宙に浮いたよね?」「一体誰が・・・?」
「私だ。」
クラスのみんな一斉に内藤の方を見た。
「先に言っとこう。私は普通の人間以上の力を持っている。」
「あのぅ・・・」
恐る恐るゆうみが手を上げた。
「超能力ってことですか?」
「まあ、一言で言えばそうだな。」
クラスが急に騒がしくなった。
「うそ?」「ほんとにいるんだこういう人・・」
「これでわかってくれるといいんだが・・・
「うるっせいな爺!」
井森が飛びかかった。
次の瞬間、井森は向こう側の壁まで突き飛ばされた。
「おい、何するんだよ爺!」
井森はそこで拘束されてぃた。
「・・・次こういうことがあったら命の危険にも及ぶから、やめようか。」
クラスのみんなはだいたい勘づいていた。
この男は普通ではないということを・・・
「私には目的がある。」
クラスが静まり返った。
「私はこの力をもとから持っているわけではない。私はある薬の研究をしていた。それをいろいろあり誤って飲んでしまった。そしたらこうなったというわけだ。」
「つまり、どういう・・・?」
ゆうみが言った。
「私はこの薬の研究をまだ終わらせていない。」
「何言ってるんですか!」
武藤さんがこわばった表情で行った。
「私にはもうわかりました。先生は、その薬を私たちにも試して実験しようということですよね?」
「そうだ。だが続きがある。この薬は大半の人が死ぬ。」
クラス内で悲鳴とどよめきが上がった。
『ってことで・・・』
「今から言う者はこっちへこい。」
教室中がパニックになった。死ぬかもしれないものを飲めと言われるのだから。
「私嫌だ!!!!」
「私だって嫌よ!!」
「俺が呼ばれたらお前がいけよ!」
「何言ってんだよ!」
「もう馬鹿馬鹿しい!」
愛野美蘭が入った。
「じゃあさ、その薬見してよ。」
「・・・まあいいだろう。」
そしてピルケースを出し中身を見せた。
青と白のカプセル状で、いかにも毒々しかった。
「嫌だぁーーーーーーーーーーーーーーー!」
「うちもいやだぁ!!!」
「誰か助けて!」
「なんでウチラがこんな目にぃ!」
とてつもなくパニックになっていた。
「ねえみつみ・・・」
「大丈夫!ウチラ影薄・・・」
「船出。」
え?????
「こっちへこい。」
悲鳴が上がった。
「うそぉ!みつみぃ!!!!!」
「みつみちゃん、うそ!」
「なんであのこが・・・?」
「あんため覚ませよ!これ犯罪だろ!」
「ついでに行っとくが。」
静まった。
「これで終わりとは思うなよ。」
もう、いくしかないな・・・
わたしはまえにきた。そしたら先生が急に手を上げた。
そして指を鳴らした。
パチン!
____________とまった。
何のかもの動作が止まっている・・・私と先生以外は。
内藤は周りを確認すると私に向かってなぜかピルケースを差し出した。
「飲め。」
「え?」
『いいから飲めと言ってんだ。』
「・・・・・・・いやです。」
私はこのまま死ぬのか・・・?
「しょうねえな・・・」
「へ?」
そしたら内藤・・・先生は釣り鐘でくくってある薬で振り子のように揺らした。
そしたらねぜか私はその薬を口に運んでいた。
___________飲んでしまった。
「よし。これで敵は取った。」
・・・・・・・・・・え?
「母さんを忘れるなよ。」
母さん・・・・?
私は生まれたときから母さんというそんざいをみたことなかった。
おばあちゃんが代わりに育ててくれたが、なぜ、母さん?
そう思ったらまた先生は指を鳴らした。
パチン!
_________________何もかもが動き出した。
私だけが倒れている。
先生は消えていた。
「どうなって・・・え、みつみ、みつみーーーーーーー!」
「どうしたの、みつみちゃん!」
「おい、本気で飲ましたのかよ!」
「・・・あぁ。」
先生がそう言ったら先生のブーイングが始まった。
「これ犯罪だぞ??わかってんのか?」
「こんな薬のまして何が楽しいのよ!あんた!」
「くそぅ・・・こいつが死んだら俺ら全員人生変わるぞ!」
クラスが静まった。
「たしかに・・」「とにかく助けなきゃ!」
色んな人が私を心配しているようだが、何故かスローモーションに動いてる。
あ、誰かが手を握った。
「みつみ!!!!!!!!!!!!!冷たっ・・・」
手を離された。誰かが喋ってる。
なに?めっちゃ手が冷たい。
色んな人が触ってくる。
「ほんとだ、どうしたの!?」
「これ尋常じゃねえぞ!」
「救急車!救急車!」
「くそ、あの爺のせいか・・・
まって、てことは他の人もこうなるのか?」
「「『え??』」」
静かになった瞬間、急に体が熱くなった。
「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
一斉にこっちを向いた。
「みつみ!!!!!!!!!!」
ゆうみが叫んだ。
「ああ、うううううううううううううううあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「だめぇええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!死なないでぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「おい、まずいぞ!これは流石にやばい!!!!!!」
「救急車呼ぶぞ!」
「いやぁあああああああああああああああああああああああああああ」
「おい、女子たちうるせえぞ!」
「だって、だって、私達もこうなっちゃうんでしょ・・・」
「いやよもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!なんで私達がこんなことに!!!」
「くそぉ、あの爺、ぶっ潰さないと全員死ぬぞ!!!!」
「おれ、探してくる。」
「俺もだ!」
もうクラスがメチャクチャだ。
もう・・・・・・・・・・・・・・・・だめだ・・・・・・・・
「みつみぃー!」
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気づいたら病院にいた。
「みつみ、みつみ、よかった・・・」
「ゆうみ・・・」
私は生きていたみたいだ。
あの薬は何だったんだ?
「あと3日で退院できるみたい!」
「よかった・・・」
「あとでまたくるね!」
「うん!」
そしたらいれかわりで・・・・・先生が入ってきた。
「無事だったようだな。」
「・・・・・・・あれ・・・・なんなんですか?」
「忠告しよう。お前は助かってない。」
「え?」
「お前はたまたま生きてただけだ。
だが、今のお前は残念ながら普通の人間ではなくなった。」
「どういうことですか?」
「・・・そのうちわかることだ。あと・・・
あの薬のなまえは・・・
「キールダイだ。」
「キールダイ・・・?」
そう言うと先生は出ていった。
これから・・・やばいことが起きるのかもしれない。
キールダイによって。
Kill die 〜キールダイ〜 くわみん @kwkwkwkwkw
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