第2話
その町は外周500メートルほどの小さな町だった。
町に入ると大通りがありそれを挟むようにして西部劇に出てくるような家が建ち並んでいた。
ひどく咳が出る、まずは水から探さないと
町に入ってすぐの小屋の扉を叩いたら出てきたのは小さな女の子だった
その子は数秒こちらを見つめたあとすぐに扉も閉めずに小屋の奥に引っ込んで行った。
締まりかかった扉を手で開くと今度は老人が出てきた。
老人はこちらを見るなり黙って背を向け小屋へ入って行った。
進むたび空気はひんやりと涼しくなってきた。
入って行くと絨毯が敷かれた部屋に出た。
机が置かれ、左右の壁には本棚、正面には正方形の窓、窓際に置かれた花瓶には小さな向日葵が沈まない太陽をただ眺めていた
花屋とデザート 老犬 @yomugakakanai
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