そうですね、貴方達の勘違いですよ。わかってくださいね
「はい、はい、そうですね、ええ、名前は〜〜〜〜〜〜〜、そうです。それは普通の日本人女性で、姉の大学の時からの友達ですね。はい、そのとおりです」
妹が電話うけてる
でさ、電話の途中に魔術の呪文を挟んでいたけど
「おつかれさん、ありがと、でさ、途中で魔術の呪文を挟んでいたけど、あれ、何だったの?」
「うん、王女様から、この世界でも、魔術や魔法は使える、で、普段、超能力とか言ってるのは、つまり魔法の事で、手品、本当にタネがわからない手品は魔術を使ってるって事を教えてもらったの。それと、中国拳法とかで時に超人的な身体能力を出す人なんかも、あれは魔法とか魔術なのね。
あと、催眠術は魔術で、魔法が無くても相手の意志や体をコントロールできるのね。
でさ、電話口で魔術を使ったら相手の人に使えるかと思って、思考コントロールと忘却の魔術を使ったの。
これでさ、うまいこといったら、多分明日には、みんな、異次元の王女様の事忘れてるよ。」
「え〜本当?王女、そんな事私には教えてくれかなかった」
「そりゃあ、お姉ちゃんはぶん殴り専門だったし、それに、異世界は魔法が使えるのが普通だったんで、そんな事を一々考える事なかったわけでしょ。」
「ぶん殴り専門という所がムカつく、私はゴリラかよ」
「アハハハ。まあねえ、うまいこといったら、明後日くらいにはオネーチャンの事も王女様の事も、みんな忘れてるし」
「この世界が魔術とか魔法とか、ほんと、使えなくて助かったわ」
妹が親指を立てる
「ふっふっふ、おねーちゃん、お礼は新宿でパフェね」
「あ〜あ〜食わしちゃるわ。なんぼでもくわしちゃるわ」
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