大学合格だって

「♪それなんとかかんとかなんとかだ〜〜〜〜」

妹が大学合格したその日の夜、私達家族はホテルのレストランで食事をして、家の近くのカラオケに来ていた

「うわー、お父さん、何歌ってるのかわからないから上手いのか下手なんかもわからない」

「下手に歌の歌詞載せると煩い所があるからな」

「でもこれはわからなすぎ」

父は妹が大学に合格したのがメッチャ嬉しかったらしく、メッチャはしゃいでいた。

「来月からはまた大学生かあ・・・・やっていけるかああ」

「何が?まえよりもいい大学に入れてるんとちゃうのん」

「いや私歳くってるし」

「心配いらんわ、私のときなんか5浪とかした奴いたし」

「ほえー」

全く妖怪が出ないというわけではないので、私達は早めに店を出て、家に帰った。

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