「何かわかったか?」

署長が部下に聞く

ここは対魔女対策本部、秘密の会議である

対魔女、それは警察長官を殺害した妖怪

その魔女を撃退するチームがこの対策本部である

「え〜この女には家族、妹がいますね、どうやらこの女は妹をけっこう大切にしているようです」

「ああ、その妹で情報があるのですが」

他の捜査官が答えた

その妹は他署で妖怪ハンターの職務についていたようです。で、その妹が危ない時に姉の方が妖怪撃退して妹を助けていたとか」

「ああ、じゃあ、妖怪退治というそこそこの能力はあるのだな」

「もしかして陰陽関係では?、どうやら東日本総括との関係もあるようです」

「おい」

署長は全員を見回して

「こういう連中の最大の弱点というのは何だ?」

「と、いいますと?」

「こういう連中は一騎当千、たしかに一人では強いがな、集団には弱いんだ」

「はあ」

「要は数の力で押し切ってしまえばいいんだ」

「なるほど」

「できる限りのメンバーを集めろ、俺は自衛隊関係の協力者を」

そうして、今日の会議は終わる

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