「だからね、漫画を規制しなくちゃだめなの!!」「は?」「は?」「は?」

先日から繁華街で不良が妖怪に襲われてるらしいことがニュースになっていた

「だからね、渋谷の素敵な街が、妖怪に襲われてるの!わかるでしょう!それって誰のせいか!それはね、秋葉原のオタクが漫画やアニメで女性を搾取しているから、秋葉原の漫画表現が素敵な街の若者たちの恋愛を阻害しているの!」

何かメッチャひどいことを言ってる弁護士がいる。でも、何かその言い方から良いことを言ってるように見える

やばいんでない?

「ああーでも、被害にあってるのは普段から女性に嫌がらせをしたりしている不良ですし、被害者の女性は『助かった』とか言ってるますよね」

「うん、それって騙されてるのね、そうやって女性が素敵な恋愛をする機会が奪われてるの。それはね、渋谷や六本木の素敵な男の子に嫉妬しいるのがいるの。それがアキバ系オタク。だからね、アキバ系オタクを規制しないと、こういうひどいことがずっとづくんですよ。そういうことが何故わからないかなぁ。若さを失うってこういうことなのかなあ」

誰かと思ったらこないだ会ったおばさんじゃん、おばさん、コーいうことやってたのね

プチ

テレビがいきなり笑い声に包まれた。頭のハゲかけた芸人にツッコミを入れている誰か芸人

「あーオトーサンなんでチャンネル変えるのん?」

「あの繁華街で何かやってるのって、俺達関係ないもん」

「関係ないって、そう言われたらそうだけどさ」

私は部屋に戻る

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