「みなさーん寄らないで、避難してクダサーイ」



帰ろうとしたときに道の向こうのゴミ捨て場のあたりで何か変なもんがモクモクモクとわいてきて、それがトラックの3倍ほどの猫っぽい何かになった

私達は一旦会社のビルに戻る


ピイポーぴぃぽーとサイレンが鳴る

灰色のヘルメットの人々が窓の外を走ってく


自衛隊の16式戦車が交差点を右折してコッチに向かってきたーー!!


イヤイヤイヤミリオタならコー言うの見逃してはだめでしょーとか言って池綿課長がビルの給湯室の窓からカメラ構えてる。

えーこの人こーいうの好きなんだー


そうだよね、今どき戦車が実戦で街ン中でキリキリ言ってるのって・・・

ババババッ!バン!バン!

・・・・・・・



どうやら機銃で仕留めたらしい。黒い霧が晴れていく。

自衛隊の人が投光器でそこら編を照らしている中を私達は駅に向かって歩く。

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