「ところで、もう、かえっていい?」

「それよか、もう帰りたい、明日も仕事があるし」

私が言うと警察は渋々帰宅を認めた。

私は家に帰ってテレビ見ながら夕食をとる

「・・・本日夕刻◯◯町公園にて妖怪が発生、警察の退魔舞台が急行し、見事妖怪を退治しました。」

さっき、妖怪が出たことがテレビニュースになってる。

その後に

「今年になって5件目」

とか、

「妖怪頻発マップ」

とか出ていた

「ふーん、頑張ってるじゃん!」

とか思ってると妹が帰ってきた

「よー、いまテレビでやってた。警察、よくやってるじゃん!」

というと

「まあね、最初は真言宗とかのお寺から来てもらってたけど、『その刀は銃刀法違反、その御札とかは危険物取扱法違反』って没収してから協力してもらえなくなって、仕方なく警察官や公務員から退魔師の素質のある人間を集めて退魔部隊を作ったの」

宗教の法具に、銃刀法違反って・・・どうやらここらの警察は極度の杓子定規らしいな。

「だって、普通は銃刀法違反じゃん、公共の場で振り回してんだよ」

多分、そういう問題でないと思う


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