最強で最凶の幸運スキルなら、異世界なんて余裕で攻略出来ます
@abyss0925
第1話 スキル付与
辛い辛い受験生活を乗り切りやっと、俺は待ちに待った高校生活が始まると思って浮かれていたんだ。
結果的には、それが失態だった。
いつもは自分の身に何があるか分からないと
言い聞かせて、注意して歩いていたのに、今日だけは浮かれてしまってたまたま通り魔に刺されてしまった。
「くそっ、俺の人生もここまでか…」
「ハイ、アナタノシヲカクニンシマシタ」
「だっ、誰だ?」
「ワタクシハ、ウチュウジンダ」
「それどころじゃないんだ、ふざけないでくれよ」
「し、失礼しました。私、死者異世界転移案内人をさせて貰っています。アミュであります。」
「えっと…俺は死んだんだよな?」
「はい、貴方は死にましたです。なので、私が異世界に案内するのです!」
「はっ?、展開が早すぎて理解できないのだけど」
「で、ですよね、1つずつ説明しますです。まず、この世界で死んだものはランダムで死者の世界か異世界へ行くことになっているのです。」
「で、俺が異世界へ行くことになったって事ですか?」
「は、はい。そうなのです!貴方、すごく運良いのです。もう、一千年位は転移者いなかったのです!」
「本当か?」
「本当なのです。」
「だけど、本当に運良かったらあんなとこで死なないはずだよな」
「そ、それは……」
「なんか要らない事とかしてないよな?」
「え、えっと……」
「な、何したんだ?」
「実はですね………」
「はぁ?寂しかったからわざと殺して連れてきただと?」
「も、申し訳ないのです。で、でもスキルあげるから許して欲しいのです」
「スキル?」
「はい、本来ならば異世界で努力してやっと手にできる物ですけど今回は特別にそのスキルを一つ渡したいと思うのです!」
「さぁ、この水晶に手を置いてくださいです!」
スキルって、あの異世界転移ものの小説でよくあるあれか?
面白そうだし付きあってやるか
「分かった、これでいいのか?」
結城は水晶に手を置いた
「はいなのです。行きますですよ!」
「お、おう」
水晶は物凄い光を放ち、割れてしまった。
「あーあなのです。残念なのです。」
「お、おい。そんなにも酷いやつだったのか?」
「それは、わからないのです。で、でも、いつもなら1人につき2〜3個はスキルを付けられるのです。」
「スキルの数がそんなにも今後に影響するのか?」
「はいなのです。スキルとは、元々一生を費やすぐらいの気持ちで修行して手に入れるものなのです。しかも、ここでなら修行しても手に入れることが不可能なSSS級のスキルも手に入るのです。」
「つまり。スキルを手に入れれば入れるほど強くなれるってことか?」
「その通りなのです...」
「お、おい。ふざけるな!そんなの聞いてないぞ!」
「す、すみませんなのです。あっ、そろそろ時間なのです。では、さようならなのです。異世界生活頑張って下さいなのです!」
「ま、待てy.......」
最強で最凶の幸運スキルなら、異世界なんて余裕で攻略出来ます @abyss0925
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