ネヅみの詩集
室ヶ丘
第1話詩集
甘い毒
四十三度の脳味噌と
蕩けた傷から
愛の液
君の顔が近くなり
僕の視界が
白く爆ぜた
五月の桜
君の背中に
そっと触れたい
青春吐息の
白く染まった
見上げた空が僕に光った
嘘が似合わないのは
白ととれば君が眩しすぎる
黒ならば嘘が本当になってしまう
嘘が嘘をつく瞬間
見苦しい嫉妬は
愛の原石
ドアの向こうに立った
現在の未完成が
僕を成長させる
白いキャンバスに
ぶち撒ける
「色」と
草臥れたソファーに古本
ブラックコーヒーが似合う君
君の「赤」を探ってみたい
偉大なる手の甲を
ネヅみの詩集 室ヶ丘 @nekoyoyo773
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます