中々に不気味で異様な迫力のあるお話だった。 主人公の祖母に限らず、人生の締めくくりをどこで迎えるかは重大で難解だ。そこから逆説的に本人のたどった人生、並びに影響を受けたり与えたりした人々も浮かんでくる。 そして、なにをもって最終的に日記を捨てたのが確定されるのかが本作の肝といえよう。かくて逆説は検証され真偽を確定させられる。 詳細本作。