#113 : a complete farce / ep.1
墓参りの騒動を終えても、シャンディは経堂へは帰らなかった。
経堂のマンションも六本木のアンティッカも不動産の名義人は芦屋千枝だ。おまけにシャンディが立ち寄りそうな場所はあらかた調べがついているらしく、琴音のマンションは当然として、柳瀬家はおろか美琴の実家すら割れているという。
そんな彼女が隠れ家に選んだのは、あろうことか——
「本日付けで総務課に配属されることになりました、新入社員のシャルロット・ガブリエルです。シャーリーと呼んでくださいね」
——日比谷商事であった。
*
「ふふ、スーツ姿も似合ってるでしょう?」
例のミシェルの隠れ家である地下2階の倉庫で、シャンディ改めシャーリーは微笑んでいた。
何から尋ねたものだろう。質問を探ってすぐに諦める。
彼女は突飛とか斜め上とか邪道だとか、そんな言葉が大好きな天邪鬼だ。窮地に追い込まれているはずなのに鼻歌混じりで、見ているだけで呆れてしまう。
「似合ってるって言わせたいんでしょ」
「ええ。なんせ今のあたしはキラキラOL・イン・日比谷。せっかく職場恋愛の
七分袖のジャケットとパンツスタイルで決めたシャンディは、高いヒールを鳴らして回ってみせた。14日のコスプレデーみたいなものなのだろう。
悔しいけれど見惚れてしまうほかない美琴の斜め下から発せられた声が、がらんどうの地下倉庫に反響した。
「職場は愛を育む場ではありません。結果を積み上げる所です」
「積み上げた結果ゴールインした方の言には重みがありますね」
一撃で早苗を黙らせて、シャンディは楽しげに笑っていた。たしかに頼もしい笑顔ではあるけれど、気心知れた相手と見るや嫌味と皮肉を浴びせずにいられないのが玉に瑕だが、早苗は早苗で涼しい顔を浮かべている。
もはや何も言うまい。言ったところで無駄だし。
それよりも、と美琴は早々に本題に入る。
「説明してくれない? こちらの新入社員さんの志望動機とか、どういうワケがあるのかとか」
「ええ」と短く応答して、早苗は事情を説明してくれた。
「社内に潜むチェシャのスパイを炙り出すため、シャルロットの協力を仰ぎました。ボスの狙っている会社に狙っている女が現れたとあれば、敵の胸中は乱れますので」
「つまりあたしはカウンタースパイ。そんな大役を仰せつかったのに時給千円なんですよ? ベアしてくれなきゃ春闘で戦います。トリック・オア・賃上げ」
「覚えたてのビジネス用語を使わないように。ボロが出ますよ、貴女は低学歴なんですから」
「はい、ハラスメントいただきましたー」
シャンディの茶化しをすっかり無視して、早苗はA4用紙の束をふたつ差し渡す。表紙にプリントされた《オフィスの片隅で》というタイトルと《柳瀬董子》の署名に嫌な予感がする。董子からの贈り物にはロクなものがない。
「こちらは台本です」
「ですね」
躊躇うことなくパラパラめくって目を通すシャンディのようには、美琴の指は動かなかった。台本だと分かった途端、説明してくれと言った数分前のことを後悔する。
「敵を炙り出すための台本です。董子が3日で用意しました」
「連ドラ1本分くらいありますね? うまく演じられるかしら」
「昔とった杵柄でしょう。美琴さん、問題はありませんか?」
第一話の表紙をめくった途端、美琴は考えることをやめた。キャスト表の二番目・準主役の位置に黒須美琴役:黒須美琴の文字を見とめたからだ。
しかも、他にも出演者が名を連ねている。早苗を始めとした特命係の面々に凛子。それどころか本職の琴音が助演女優である。
「ね、ねえ? 琴音はやめた方がいいと思うよ、あいつギャラ高いし……」
「二つ返事で快諾してくださいました。劇中で凛子さんとの濡れ場を用意してくれればギャラは要らないとのことです」
「美琴も台本を確認した方がいいですよ。役作りが必要だと思いますので」
美琴以外のほぼ全員が賛同したのだろう。悪ノリだか対応力だかには言葉も出ない。中でも主役のシャンディは、すでにメイクを直し始めている。台本のイメージに合わせているのだろう、チークの赤みが増している。愛らしさ重視らしい。
恐る恐る読み進めると、冒頭のシャルロット登場の直後に、美琴の出番があった。
***
美琴、シャルロットを見とめて駆け寄って
美琴 「どういうつもり?」
シャルロット 「え……?」
美琴 「忘れたの? もうあたしに
構わないでって言ってきた
のは貴女のほうでしょ」
シャルロット 「だけど、あたしは……」
美琴、シャルロットの薬指に視線を送って
美琴 「見せつけにきたの?
アイツから貰った指輪」
シャルロット 「そんなつもりじゃ……」
美琴 「……諦めないわよ、私」
***
誰だ、この美琴という女は。
自分が口にしている姿が想像できない。
「ごめん、これ……何?」
「100パーセント董子の妄想ですが、これ以上に敵を刺激する台本はないでしょう」
「ええ、飲み込めました」
普段より血色のよいシャンディは、早速役に入り込んで気弱そうな新入社員を演じ始めている。まずは表情、そして声色。さらには内股気味の姿勢。
「設定上は、ふたりは終わっています。あたしは新たな恋に進もうとしていますが、美琴は元カノに固執して攻め立てている」
「ええ。この芝居に割って入る者が現れた場合、それはふたりの復縁を望まぬ者。チェシャの関係者である可能性が高い」
「こんな冗談みたいな計画うまくいくワケないでしょ! 芝居だって素人だし」
必死の抗議も、ふたりの耳にはまるで届かなかった。傍目には目に見えて破綻しそうな計画なのに、才媛ふたりは真剣そのものといった面持ちで台本に目を落としている。
「……では、とことん優柔不断な女を演じましょう。今カノと元カノの間を揺れ動くほどに敵の注意を引きつけられますものね」
「唯一の注意事項は、目撃者を大勢作ること。社内で噂が広まれば、単なる茶番にも真実味が生まれます」
「待って! これ大勢の前でやるの!? いくらなんでも——」
「観客である社員すらもお話に巻き込んでいく、劇場型茶番というワケですね」
「ええ。おふたりが過激な芝居に打って出るほど観客は盛り上がる。噂が広がり、尾鰭背鰭がつき、敵は噂の真偽を確かめるためリスクを冒して動かざるを得なくなる。あとは馬脚を露わすのを待つのみ」
「疑わしき者が現れた場合は?」
「拷問……もとい、個人面談を行います」
「ふふ、がぜん楽しみになってきましたねー? 美琴ー?」
台本を放り投げて、美琴は冷えたアスファルトに座り込んでいた。うまくいきっこない。どう考えたって演れるワケがない。
台本上の美琴は、追いすがって責め立てる、どこからどう読んでも気の強い人間そのものだ。美琴とはまるで程遠い。
「せ、せめてもう少し私らしくならない? 黒須美琴はこんなこと言わないでしょ?」
「当て書きしたそうです。作者の目にはこう映っているんでしょう」
「董子さんおかしいよ!?」
「あたしは好きですよ、強気に攻め立てる人。そういう人を屈服させるのも大好きですけど」
「無理無理! 無理だって!」
「あたしと結婚したくないんですか……?」
気の弱そうな上目遣いを見せて、シャンディ改めシャルロットがあざとく迫ってくる。これまでとは真逆だ。さんざん引っかき回してきたシャンディを、今度は美琴が引っかき回さなければならない。
無理難題だ。公衆の面前で茶番なんてできるはずがない。目を合わせただけでバカバカしくて笑ってしまうというのに。
「それとこれとは話が別。万が一計画がうまくいったって、チェシャが諦めるかどうかは別問題じゃない!」
「やる前から諦めてどうするんですか。諦めたらそこで——」
「安西先生はいいから! 早苗さんももっと頭使ってよ!?」
「使っています」
さも当然のことだと、早苗はくすりとも笑わず言ってのけた。才媛の考えることはやはりよくわからない。これがうまくいくと思っている方がどうかしているだろうと言いたいのに、真摯な顔を向けられるとこちらが間違っているような気すらしてくる。
「時間もありません。シャルロットは配置へついてください」
「ええ、退屈な社内にエンタメを与えてあげましょう。総務課のデスクでお待ちしていますね、美琴さん」
ミシェルめいた人好きのする笑顔を残して、シャルロットはオフィスに戻っていった。
何度となく止めようとしたけれど結果はのれんに腕押し。結局、今日演じる部分の台本だけを頭に叩き込み、即席のハイプライドキャリアウーマンとして生まれ変わるハメになる。
「本気……?」
「董子の脚本ですから問題ありません」
自慢げで鼻息の荒い早苗の意気込みとは裏腹に、美琴の不安は積み上がる一方だ。
こんなお遊びがうまくいくとは思えない。しかも、せっかく築き上げてきた日比谷社内でのイメージを壊してまで演じることになる。
間違いなく会社に居にくくなる。
だけれど、演じなければチェシャと戦えない。
「掛けられた嫌疑を晴らしましょう、美琴さん」
おまけに美琴には、横領の嫌疑までかけられている。企画泥棒で産業スパイ扱いされた一件といい、どうしてこうもあらぬ罪を着せられるのか。
「やるしかないんでしょ……」
重すぎる腰を上げて、台本に描かれた黒須美琴像に倣って腹を括った。
今の美琴にできるのは、董子の狂った感性を信じることだけだ。
*
総務課に現れたのは、芦屋様が特別に目をかけている女だった。
名前をシャルロット・ガブリエル。
詳しい経緯は聞かされていないが、どういう訳か、芦屋様は彼女を手元に置きたがっている。それも、私を含めた女たちのように、首輪をつけて飾りたい様子ではない。
真剣に交際を考えている。私たちではなれなかった、正妻の座につかせようとしている。
——どうして、私ではいけないのだろう。
にこやかな笑顔で、流暢な日本語で挨拶をする彼女を目にして思うのは、強烈な敗北感と嫉妬心だけだった。
芦屋様のために仕事を変えた。芦屋様のために髪型もメイクも、細かいながらも姿すら変えた。すべては彼女に愛されたい、彼女に愛される私でありたいと思うが故に、これまで積み上げてきた人生を——
西村紗和では、芦屋様に愛してもらえない。
「よろしくお願いしますね、西村先輩。あたしのことはシャーリーと呼んでください」
だからこの女の、何も知らぬ微笑みに腹が立つ。
敗北感を覚えさせたことも、計画を破綻させてきたことも。何より、ただひとり芦屋様に選ばれたということが許せなかった。
「どうかなさいました? やはり、外国人相手だと思うと緊張してしまうものでしょうか……?」
それでも、怒りは見せてはいけない。
受けた命令は、このアバズレを芦屋様と引き合わせること。ほつれて切れた赤い糸を結びつけなければ、私は愛してもらえない。
「そうかも。見惚れちゃって」
「えっと……。お恥ずかしい限り、です……」
絵に描いたようなあざとさだった。見えすいたお世辞に恥ずかしがるような底の浅い女に負けた。血潮は炎のように燃え盛っているのに、胸は泣き出しそうなほどに痛みを訴える。
芦屋様を求めても、私の元に彼女は来ない。わずかに残されていた、ワンチャンとでも呼ぶような希望すら潰えた今、精密な歯車のように噛み合っていた任務遂行への情熱と下心が音を立てて軋む。
「じゃあ、簡単なOJTから。まずは《セキュア》の操作方法と、勤怠管理の入力を——」
「あ……」
シャルロットの意識はこちらを向いていなかった。無視しやがって。殺してやろうかと睨みつけたところで違和感に気づく。普段は雑談や物音に満ちている総務課オフィスが、異様なほどに静まり返っている。
周囲の視線の先を追うと、長身の女性——芦屋様の恋敵であるとされる企画部・黒須美琴の姿が目に留まる。
表情は硬い。歩幅も大きく、他部署だというのに遠慮を感じないほどにヒールをカツカツと鳴らして、こちらへ迫っている。
怒っている? であれば、何に?
「どういうつもり?」
私とシャルロットの前にたどり着くなり、黒須美琴は告げた。顔面は真っ赤に上気して、口調も上擦っている。腹に据えかねているといった様相だ。
問われたシャルロットは視線を泳がせている。周囲を見回したところで大勢の目撃者たちが何か言うことはない。新入社員と企画部社員の間に生じたトラブルの一部始終を見守っているのみ。
「忘れたの? もうあたしに構わないでって言ってきたのは貴女のほうでしょ」
シャルロットは気圧されていた。美琴が詰め寄ったことで、シャルロットはデスクにもたれかかってしまう。
よほどの怒りなのだろう、美琴の顔面は真っ赤に染まり瞳の焦点もまるで定まっていない。
しかし、これほどヒステリックに怒りを露わにする女ではなかったはずなのに。
「だけど、あたしは……」
弱々しい、シャルロットの返答だった。途端、美琴は彼女の左手首を乱暴に掴み上げる。薬指で煌めくのは細身の指輪だ。おそらく、過去に芦屋様が贈ったとされる誓いのプラチナ。私がどれだけ願っても身につけられない至上の証。
「見せつけにきたの? アイツから貰った指輪」
「そんなつもりじゃ……」
手首を振り払って、美琴は眉を吊り上げる。近くに居る者にだけかすかに聞こえるほどの声だったが、事態を飲み込むには充分すぎる情報だった。
「……諦めないわよ、私」
シャルロットと美琴、ふたりの関係は終わったらしい。
だが、美琴には諦める様子がない。シャルロットを手に入れようと躍起になっている。
——本当に?
「ええと……。とりあえず、ここは人目につくから……」
あまり好ましい状況ではない。芦屋様の計画に関わる主要人物に注目が集まっては動きにくくなる。せめてこの場だけでも丸く収めようと美琴を制したところで、鼻に掛かる嫌な女の声が高らかに響いた。
「あらぁ。どしたの、みーちゃん? 血相変えてぇ〜」
同期の秘書課、赤澤来瞳。彼女の上司は秘密裏に芦屋様を支援しており、来瞳は指示を忠実にこなす部下だ。この場において、ある程度は信用がおける人物。
「一緒にスタバでも行かなぁい?」
「……うるさい」
「いいからぁ」
「うるさいって言ってんでしょ!」
乾いた音がオフィスの沈黙を引き裂いた。数名の女子社員たちが発した悲鳴が止むと、頬を抑えて倒れ込んだ来瞳を肩で息をする美琴が見下ろしている。
おおよそ黒須美琴の行動とは思えない凶行だった。
聞き及んでいた黒須琴音の人物評は、温厚で思慮深く優柔不断な美人というもの。なのに今はヒステリックで独占欲が強く、自分勝手。美人とされた顔面は怒りに歪み、メイクもどこかブレているように見える。
「……気持ちは分かるけど、殴ることないじゃなぁい……」
声を震わせる来瞳など無視してシャルロットに一瞥すると、総務課の——噂好きな連中の輪を突っ切って美琴は去っていく。
一応、事態は収束した。めいめいに業務に戻る同僚たちの顔はどれも不審げだ。私語代わりの社内チャットを方々に送っているのだろう、タイピング音が普段より強く聞こえている。
「あの……あたし……」
小さく怯えているシャルロットを慰める気にはならなかった。先の美琴の凶行は、この女が煮え切らない態度ばかり取ってきたからだ。そればかりか、私の不幸の元凶とすらなっている。
それよりも、だ。
西村紗和がやるべきは、事態を把握すること。
シャルロットが突如として入社してきたのは、まず間違いなく芦屋様に敵対する勢力——特命係の手引きによるものだ。
であれば何のために?
柳瀬早苗は何を考えている?
黒須美琴の凶行の意味は?
すべては繋がっているのか?
それとも無関係な事件なのか?
突き止めなければならない。情報を集めなければならない。
芦屋様に愛されるために。叶わない愛だと知りながらも。
「ねえ、赤澤。さっき『気持ちは分かる』って言ったわよね? どうして?」
シャルロットを放置して、床に臥せったままの来瞳の肩を抱き起こす。震えが収まるまで香水のキツい体を抱いていると、消え入りそうな囁き声が聞こえる。
「……みーちゃん、今、大変みたいだから」
来瞳は何らかの情報を握っている。かつ、秘書課——すなわち、こちら側の人間だ。芦屋様には無関係な人物だが、引き入れた方がいい。
彼女の上司・持田ラティーファに連絡を取るべく、《セキュア》では辿られない個人用のスマホで連絡を入れることにした。
*
『何もマジで殴ることないじゃない?』
『だって台本に書いてあったから!』
女子トイレ個室で、美琴は壁に頭を何度も何度も打ち据えていた。公衆の面前で茶番を演じるなんて顔から火が出るほど恥ずかしいし、社内は美琴の凶行の噂で持ちきりだ。
早苗の作ったグループLINEに、怒り心頭な来瞳からのスタンプ爆撃が並んで美琴は平謝りする。慣れないことはするものじゃない。来瞳から受けた仕打ちを思い出すと、少しはスカッとする気持ちもあったけれど。
『社内チャットは美琴さんの話題で盛り上がっています。給料泥棒もいいところですね』
早苗は全社内でやりとりされているチャットメッセージを監視できる立場だ。噂に尾鰭背鰭がついていく様子を眺めつつ、うまくいっていると続ける。
『社内チャットで盛り上がっている社員は、私に監視されるリスクを考えていない。シロと考えていいでしょう。これで全社員の10パーセントほどが候補から消えました』
日比谷グループの従業員数は8万人。すなわち8千人近くの耳にあの珍事が届いたことになる。
美琴は壁にガンガン頭を打ち据えた。
『あと、怪しい女がひとり。総務課の西村紗和。あたしに接近してきたのよね。さっそく吊るす?』
西村紗和。彼女は思い出すのも恥ずかしいあの凶行のとき、シャンディのOJTを担当していた女性社員だ。何の変哲もない、どこにでもいるOLといった印象しか美琴にはない。
『まだ泳がせます。赤澤は台本通り誤情報を流してください』
『何をする気なの』
どうにか指先で送った問いかけに、すぐに既読がついた。
『チェシャ猫との知恵比べです』
穏やかに解決する方法など、もう残っていないのだろう。身の潔白のため、シャンディのためには投げ出すこともできない。
逡巡して、腹を決める。美琴はゆっくりと指を動かした。
『勝とう』
すべては未来のため。肩で風を切って歩きながら役を体に馴染ませつつ、美琴は自身のオフィスへ戻っていった。
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