文の書き方が丁寧で好きです。場面を想像できるぐらい描写が細かいのにくどくなく、むしろ美しく仕上がっていて素晴らしいと感じました。特に夕方頃の空の表現に痺れます。短いお話ですが読了後の満足感もある良い作品だと思います。
暗い夜に終わり、暗くなる前に別れが起こる。子供の1日を表しているようだった。強調されるは色と食、嗜好、思考。中学生に関わる大きく見える存在たちは、彼に体験を与える。旅立ちを目撃した少年は一歩、先に進んで行くのだろう。
初めてレビュー書かせていただきます。草臥、と申します。拝読させていただきました。夕方感、なんてよくわからないワードではありますが、この作品にしっくりくる漢字の言葉を探すとこれだな、と思い、ひとこと紹介につけさせていただきました。不思議な世界観ですね。結構好きです。夕方感。拙文をだらだら書くは趣味ではないのであまり語りませんが(レビューにあるまじき)、次回作を楽しみにしています。かしこ。