プロローグにて僕は思った、ヤバイところに来てしまった……この世界に置いていかれないか、ついていけるのか?
圧倒的な憎悪と勢い、謎をふんだんに含んだ言葉に呆然としたものです。
2、3章と読み進めるうちに主人公「クロム」の優しさを感じられ、ハラハラの逃亡劇を楽しめます。相変わらず口は悪いですがそれもまた魅力。
敵である天使がクロムを狙う理由、クロム自身の秘密とは? この勢いに振り落とされないように必死でしがみつく必要があるこの作品。
作品を選ぶのではなく、選ばれるのもまた良いものだと思います。
余談ですけど、読んでいるうちに悪魔が可愛く感じてきます。いや実際可愛い、そしてヤンデレも意外に可愛いとか思っちゃいますね。本当に余談ですけど。