ヒロインが魅力的な作品です。

ヒロインは闇の妖精で、法や治安などを重んじる人間社会とは生き方の違う存在です。
 そんなヒロインココと、ココ深く接するうちに世の中の違った捉え方に気付いた主人公ルイとの絆の物語です。

 そしてまた、作中に難しい言葉は出てきませんが、なにか哲学者なメッセージ性を感じさせる物語でもあります。

登場人物の人数が2人を中心として少な目に整理されている点と、人物の感情にも重点をおかれている点から、
堅苦しさがなく読みやすかったです。