後日談 1
今日は12月25日。
いや、本当に昨日は色々ありすぎた。
あれで本当に昨日で起きた出来事か?
でも、正式に俺は香奈と付き合うことができて嬉しく思う。
あれから一夜が明けて今はファミレスにいる。
「俺たち付き合うことになりました」
俺の隣には香奈、対面には寺田、森、神崎がいる。
俺と香奈が付き合ったことを報告している。
「「「えええええええええええええ」」」
寺田と森と神崎は驚きの表情をして俺と香奈を見ている。
「いや、香奈ちゃんは知ってたけど浅野が香奈ちゃんのこと好きなのは知らなかった」
「同じく」
「俺も」
まぁそうだろうな、そんなそぶり見せなかったし。
「俺から告白しました」
「「「えええええええええええええ」」」
三人はまた同じリアクションをする。
「あの浅野から……」
「絶対香奈ちゃんのゴリ押しだと思った」
「絶対浅野からではないと思ってた」
そんなに意外か?俺から告白するのが。
「じゃあいつから名前呼びなの?」
「それは付き合った時に2人で呼び合おうって」
俺は香奈と目を合わせる。
「「ねぇ〜」」
見事に一致した。
「ああ、もう完全にバカップルだ」
「ラブラブだな」
「俺の知ってる浅野じゃない」
「じゃあ昨日はなんで香奈ちゃんを探してたの?」
「それは本当に色々あったからまた今度時間があったら話すわ」
これは話せば本当に時間がかかってしまう。
「気が向いたら話してね」
「ああ」
先延ばしにはしたくないが時間がかかってもいいからゆっくり話したい。
「いや〜嫌われ者の2人が付き合うとは」
「俺は嫌われてないから嫌われてるのは香奈だけだから。あと関係ないけど寺田も嫌われてるから」
「なんで関係ない私も巻き込んだ」
「でも信だってあの文化祭でイキリミスコン潰しナルシストマジシャンって言われてたよ」
「えっ?」
そんな言う?
俺陰でそんなこと言われてたんだ。
ちょっとマジシャンの格好してちょっと中断しただけなのに。
「マジでショックだわ」
俺は頭を抱え込んだ。
「でもあの時の信はかっこよかったよ」
「香奈」
香奈がそう言ってくれただけでも助けた甲斐があったよ。
でもな
「あの時俺は仮面してたから俺ってバレてないから、嫌われてるのは香奈だけだから。あと森も嫌われてるから」
「なんで俺が巻き込れてんだよ」
嫌われ者カップルで学校に広まるのだけは避けたい。
「絶対に俺は嫌われてないから」
「頑固だな」
そこだけは譲れない。
「そんなことはどうでもいいんだよ、俺と香奈は付き合って間もないから見守っててくれ」
「うん」
「分かったよ」
「オッケー」
まぁこれがこいつらを呼んだ理由でもあるからな。
「見て見て、きつね」
香奈は指できつねを作っている。
こいつは本当に
かわいいなぁ。
急にきつね作って俺に見せてくるんだぜ、かわいすぎるだろ。
しかも誰でも出来るやつを自慢げに見せてくるんだぜ、俺の彼女かわいすぎて心臓もたないって。
「あと財布忘れちゃった」
こいつは本当に
シバきたい。
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魔法少女の敵なのに同じクラスになってしまったので学校生活から追い詰めていくことにした
の方もよろしくお願いします。
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